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使い捨て手袋の種類一覧
使い捨て手袋の種類を紹介します。使い捨て手袋は使用している材質によって分類することができ、向いている用途も異なります。
使い捨て手袋の種類は以下になります。
- ラテックス(天然ゴム)
- ニトリル(合成ゴム)
- PVC(塩化ビニール)
- TPE(熱可塑性エラストマー)
- ポリエチレン(プラスチック)
- CPE手袋
使い捨て手袋の選び方
ニトリル手袋 | ラテックス手袋 | PVC手袋 | TPE手袋 | ポリエチレン手袋 | CPE手袋 | |
---|---|---|---|---|---|---|
おすすめ作業 | 油作業・食品・化学 | 水作業・DIY・ガーデニング | 介護・重油・美容 | 食品・細かな作業 | 油・薬品・食品 | 食品・油作業・美容 |
強度 | ◎ | ◯ | △ | ◯ | X | △ |
伸縮性 | ◯ | ◎ | △ | ◯ | X | ◯ |
作業のしやすさ | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ |
食品への使用 | ◎ | ◎ | X | ◎ | ◯ | ◎ |
価格 | △ | △ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ |
使用用途に合わせて選ぶ
冒頭でも述べた通り、使い捨て手袋はその用途によって向き不向きがあります。
・強度があり医療現場に向いているのはニトリル手袋
・安価で扱いやすく、調理に向いているのはポリエチレン手袋
といった様にそれぞれの特性を活かした使用用途で使用することをおすすめします。
パウダーの有無で選ぶ
使い捨て手袋には脱着がしやすいようにパウダー(粉)を内側につけたものがあります。
しかし、粉アレルギーの人や手に粉がつくと不快感を感じる人は粉の付いていないタイプを選択するといいでしょう。
粉の付いていないタイプでも脱着しやすいよう に内側に特殊な加工がされているものもあります。
衛生管理におすすめはニトリル手袋
衛生管理におすすめなのはニトリル手袋です。理由は他の手袋より強度に優れ、作業中の引っかけや引き裂きにも強い特性があるためです。そのため食肉や水産加工な ど衛生管理に気を使う食品の扱いに重用されます。
ニトリル手袋
規格 | 食品衛生法適合 |
サイズ(1) | 大容量ケースサイズ(縦26.0 x 横39.0 x 高さ25.5cm) |
サイズ(2) | 小箱サイズ(縦12.5 x 横24.0 x 高さ7.5cm) |
生産国 | マレーシア |
タイプ | パウダーフリー |
最低ロット | 2カートン4,000枚 |
価格 | 13.9円/枚(税抜・送料込み) 55,600円(4,000枚・税抜・送料込み) |
在庫状況 | 日本在庫あり |
ニトリル手袋のメリット・デメリット
ニトリル手袋のメリット・デメリットについては以下の通りです。
ニトリル手袋のメリット
ラテックスやプラスチック手袋に比べて熱に強く、引き裂き・突き刺しにも強い性質を持っています。
破れにくいことが特徴ですが、万が一破れた場合は破れた箇所が大きく広がることが特徴です(破れに気づかず、作業を続け汚染される可能性を低減できます)。
他の手袋より耐油性や耐薬品性にも優れており、用途を選ばない万能手袋です。
ニトリル手袋のデメリット
丈夫で万能であるがゆえ、価格がほかの手袋よりも高いことがデメリットと言えます。
現状世界的なコロナショックで医療現場におけるニトリル手袋の需要が増えており、品薄及び価格高騰に拍車をかけています。
強度・耐油性・耐薬品性に優れたニトリル手袋は、医療現場でも多く使われている万能タイプの手袋となっています。ニトリル製使い捨て手袋は、何と言ってもその耐久性が高く評価されており、引き裂きや引っかけにも強い特性があります。
また、伸縮性がありフィット感に優れるため、細かい作業やガーデニング・掃除などの分野でも最適であると言えるでしょう。
ニトリル手袋を安く入手するコツ
ニトリル手袋を安価に入手するには通常店舗で売っているようなパッケージ商品を購入するのではなく、製造メーカーに直接問い合わせ大量購入することです。
ただでさえ品薄商品になっているので、各店舗に在庫を問い合わせるのは非効率です。製造メーカーと直接契約を結ぶことで中間マージンをなくし1枚あたりの単価を低く抑えることが可能となります。
TPE手袋
材質 | ポリエチレン熱可塑性エラストマー |
サイズ | SS・S・M・L |
タイプ | パウダーフリー・左右兼用 |
用途 | 食品加工・調理・清掃作業・美容院・家庭用から業務用まで幅広く |
特徴 | 柔らかな手触り・優れた耐候性・可塑剤なしで環境にやさしい素材 |
規格 | 日本の食品安全法適合品 |
最低ロット | 3,000箱(100枚/箱)〜 |
納期 | 30〜40日 |
価格 | 200円/箱 数量によって金額が変わります。詳しくは無料お問い合わせください。 |
TPEとは熱可塑性エラストマーのことです。PVC手袋やポリエチレン手袋と比較すると、2商品の特徴の間をとったようなタイプです。
PVC手袋までのフィット感と細かい作業へのしやすさは乏しいですが、ポリエチレン手袋より伸縮性が発揮されており細かい作業がしやすいことが特徴です。
コストメリットと汎用性があるので、在庫の不足が多発する可能性のあるニトリル手袋・PVC手袋の代替え品として非常に期待できます。なお、食品衛生法に適合している商品が多くありますので安心して使えることも嬉しいポイントです。
CPE手袋
材質 | 塩素化ポリエチレン |
サイズ | SS・S・M・L |
タイプ | パウダーフリー・左右兼用・エンボス加工あり・エンボス加工なし |
用途 | 食品加工・調理・清掃作業・美容院・家庭用から業務用まで幅広く |
特徴 | 厚み・耐食性・耐油汚れ性・対損傷性・手触りに優れています |
規格 | 日本の食品安全法適合品 |
最低ロット | 3,000箱(100枚/箱)〜 |
納期 | 30〜40日 |
価格 | 150円/箱 数量によって金額が変わります。詳しくは無料お問い合わせください。 |
PE手袋
価格 | 300円(税抜・送料込み) |
最低ロット | 48箱1カートン(300枚/箱) |
在庫状況 | 日本在庫あり |
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ラテックス手袋
ラテックス手袋は、価格が安く設定されていながらも強度や伸縮性に優れており、食品衛生を守るには非常に有効です。しかし感染症の拡大により、感染予防のため需給が逼迫しています。
通販サイトをうまく利用して、低コスト大容量のラテックス手袋を購入し、定期的に手袋を換えましょう。
しかし、ラテックス手袋を着けているからといって、手指の汚染が完全に予防できる訳ではありません。
手袋には微小孔(ピンホール)が空いているため、ラテックス手袋を着けていても僅かにウイルスが手に付着する可能性があります。また、手袋をはずすときに手袋の外側に触れてしまい、手に細菌やウイルスがついてしまうことがあります。
また、汚染された手袋をした状態で調理器具や机を触ると、手袋からウイルスが移ってしまう可能性があります。
ラテックス手袋は感染予防にとても有効ですが、使用前後に手洗いをすることが手の清潔を保つ基本です。ラテックス手袋の使用と定期的な手袋交換、そしてこまめな手洗いでしっかり感染対策をしましょう。
ラテックス手袋の素材
ラテックス手袋は天然ゴムで作られています。薄くて丈夫なので長時間使えますし、ゴムで作られているため伸縮性に優れています。値段も安く、使い捨て手袋として気軽に使用できます。
まれに天然ゴムでアレルギー症状がみられる人(ラテックスアレルギー)がいますので、使用する際は注意が必要です。
ラテックス手袋の入手方法
スーパーやドラッグストア、ホームセンター、通販で購入可能です。最近は100円ショップでも売っています。
1箱100枚入りで1,000~2,000円ほどで販売されており、1枚あたり10~20円で経済的です。
ラテックス手袋のメリット
手はさまざまな物に触れる機会が多く、たくさんの細菌やウイルスが付着しています。手洗いは基本ですが、より食品衛生に配慮するなら、手袋が有効です。
手袋を着用してから食品を取り扱うことにより、食品が細菌・ウイルスに汚染されることを防ぎ、ノロウイルス等による食中毒の予防につながります。
さまざまな種類のある手袋の中で、なぜラテックス手袋が食品衛生におすすめなのかについて、以下の理由が挙げられます。
食品衛生法適合商品である
食品衛生法とは、「食品、添加物等の規格基準」(昭和34年12月28日厚生省告示第370号)で定められた、飲食物の安全性の指標です。飲食によって害が発生することを防止するために定められています。
平成18年の食品衛生法改正において、食品の調理や加工への塩化ビニール手袋の使用が禁止されました。フタル酸エステルという成分が食品へ付着し、体内に入ると、生殖機能への影響やアレルギー性疾患との関連性が報告されており、人体に害をもたらす可能性があります。そのため、食品の調理や加工など、食品を取り扱う場合には、『食品衛生法適合品』の表示がある手袋を使用することが必要です。
ラテックス手袋は、この『食品衛生法適合品』のため、食品を触る時に使用可能な手袋なのです。
強度があり、長時間使用できる
ラテックス手袋はとても強度があり、薄くて丈夫なのが特徴です。耐久性が高く長時間使っても破れにくいので、忙しい現場でも重宝します。
素手感覚で細かい作業ができる
伸縮性も高く手指にしっかりフィットするため、細かい作業がしやすくなります。調理をする際は食材や食器を隅々まで洗ったり細かく切ったりすることが多いので、ラテックス手袋を使えば、何もつけていないような素手感覚で作業が可能です。
また、天然ゴムでできているため滑りにくく、食器等のつるつるした滑りやすい物もしっかり掴むことができます。
ラテックス手袋が品薄になっている理由
では、何故ラテックス手袋が品薄になっているのでしょうか。
以下の理由が考えられます。
①世界的に需要が増加した。
2020年1月より世界情勢が一気に変化し、感染症対策がより一般的になりました。
これまでは食品や医療・介護業界において感染症対策としてラテックス手袋が使用されることがほとんどでした。
しかし、社会情勢の変化に伴い、スーパーのレジや飲食店での使用が増加したこと、自宅や外出時に感染症対策をするため個人購入する人が増えた等、これまで以上に使い捨て手袋の需要が爆発的に増加したことが原因と考えられます。
②天然ゴム生産国に生産工場が集中しており、輸出制限による供給不足が起きる。
ラテックス手袋の原料である天然ゴムの生産国、タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア等 東南アジア圏に多く、その中でも特にマレーシアにラテックス手袋の生産工場が集中しています。
今回のような世界的規模の疫病が流行した場合、輸出禁止・制限措置が導入されることがあり、海外の輸入製品に頼っている我が国では、供給が滞ってしまいます。
③生産工場でクラスター発生、ロックダウン等で供給が追い付かない。
需要と供給のバランスが崩れている中、さらにマレーシアの生産工場において大規模クラスターが発生し、工場を一時閉鎖せざるを得ない状況に陥りました。また、ロックダウンの発令により、従業員が出勤できなくなってしまい、工場の稼動自体を停止するしかないことと相まって、更に供給量が落ちてしまい、品薄が続いている状態です。
ラテックス手袋を安く買うおすすめの方法
ラテックス手袋の品薄と価格高騰はすぐには解消されないでしょう。
ラテックス手袋が感染症対策によいと言っても、同じ手袋でいろいろなところをベタベタと触れば、当然ウイルスが付着してしまいます。ラテックス手袋を有効に活用するためには、こまめに手袋を付け替える必要があり、職場環境によっては1日数十回変える必要があります。
ラテックス手袋を安く買うおすすめの方法は以下の2点です。
①通販をうまく利用する
実店舗で買うよりも通販の方が安く購入することが可能です。店舗維持費や設備費、人件費などの経費が少なくて済むため、販売価格を安くできるのです。
特に業務用商品を取り扱っている通販サイトでは価格設定が低めになっています。
②大容量のものを買う
枚数が多ければ1枚あたりの値段は安くなります。毎日使用するのでしたら、なるべく枚数が多い商品を購入すると安く済みます。
使い捨て手袋とは
作業する人の手や製品を保護するための、使い切りの手袋です。
作業環境の衛生性やクリーン度を保つために、1度もしくは短時間の使用で使い捨てられるように極めて薄くした手袋となっています。
繊細な指先感覚が必要である精密組み立て・加工・塗装作業などが挙げられます。また、クリーンな環境下で行われる弱電や精密・半導体工場なども挙げられるでしょう。
より清潔性を要求される食品加工や病院・介護などではさらに手袋の交換頻度が高いため、需要が高いと言えます。
ニトリル手袋とその他使い捨て手袋の違い
ここでは、ニトリル手袋と他の使い捨て手袋との違いを見ていきます。
ニトリル手袋とゴム手袋の違い
ニトリル手袋、ゴム(ラテックス)手袋の違いはニトリル手袋は「合成ゴム」、ラテックス手袋は「天然ゴム」を使用している点です。
ラテックス手袋はまれに天然ゴムにアレルギー反応を起こす人(ラテックスアレルギー)がいますので注意が必要です。アレルギーが心配な人はニトリル手袋を使用するほうが良いでしょう。
ニトリル手袋とビニール手袋の違い
1番の違いは素材が異なります。ビニール製の手袋はプラスチック手袋にも似ていますが、プラスチックよりも薄手であることが多くより安価に購入することができます。
手袋で有名なのはPVC(塩化ビニール)手袋で、油分に強く破れても破片が落ちにくい特性があります。ゴムのように伸縮しないので脱着も容易にできます。
ニトリル手袋とポリ手袋の違い
大きな違いはゴム製か、プラスチック製かが挙げられます。両方とも耐油性・耐薬品性に優れていますが、ポリ手袋は安価である反面強度や効率性が低いのが特徴です。ニトリル手袋は高価ですが、フィット性がよく作業効率も高いのが特徴です。
ニトリル手袋とTPE手袋の違い
TPE(サーモプラスティックエラストマー)手袋はゴムとプラスティックの中間に位置する素材でできています。見た目はポリ手袋に似ていますが、ゴム手袋のように伸縮性があります。合成ゴム素材のニトリル手袋よりフィット感では劣るもののニトリル手袋よりも安価に入手することができ、汎用性に優れています。