早速ですが、みなさんに質問です!
普段みなさんが、
企業やブランドを認知する際、1番の目印にしているものは何ですか?
また、
企業・ブランドが人々に視覚的に1番根強く印象を与えるものは何だと思いますか?
多くの方が、
『ロゴマーク!』という答えになるのではないでしょうか?
ロゴデザインは企業やブランドの印象を形成し、多くの人に認知されるためにとても重要な要素になります。
『企業・ブランドの顔』といっても過言ではありません!
この先の未来もずっと企業やブランドを作っていく、大切なものなのです。
そこでこの記事では、
ロゴデザインの心理学に焦点を当て、色や形などがどのような印象を相手に与え、影響するのかについて探っていこうと思います!
Contents
① ロゴマークにおける色の心理学
色は、それぞれ人に与える印象が異なります。
ご自分の、会社・ブランド・店舗・商品など、お客様にどういう印象を持ってもらいたいですか?
色ごとに人々に与える(※必ずこれとは限りませんが)印象をまとめていこうと思います。
赤
情熱的・エネルギッシュ・食欲をそそる・熱さ
赤は、情熱や力強さ、エネルギーを象徴します。
人の目に留まりやすく、多くの企業ロゴで採用されています。
食欲を刺激する色でもあるため、レストランや食品関連の企業にも多く使用されています。
また、エネルギー系、グローバル企業(日本の企業と表現したい場合)で使用されることも多いです。
また、同じ赤でもワインレッドのような色にすれば、高級感が強くなり、落ちついた印象も与えることができます。
青
信頼感・冷静・クール・清潔(爽やか)・先進的
青は、信頼感や冷静さを表現し、さらに爽やか・先進的な印象を人々にもたらします。
赤と同様、多くの企業ロゴで採用されているカラーです。
特に医療系やIT系、精密機器メーカー、スポーツ系、飲料系などで使用されます。
また、空や海などと関連する企業でもよく使用されています。
また、同じ青でも、水色は軽やかで爽やかな印象、ネイビーは知的や高級感のある印象を与えます。
黄
活力・陽気さ・明るい・若々しさ・ひらめき・注意
黄色は活気や陽気さ、若々しさなどのイメージを持たれることが多く、
さらに人々から注目・注意を引くのにとても効果的です。
子供関連の企業やクリエイティブ系などの創造性や個性を重視するブランドでよく見られます。
また、光やきらめきのイメージから、光関連する企業でも多く取り入れられています。
黄色いもの(例えば、卵や蜂蜜など)の製造業のロゴとしても良いでしょう。
ただ、黄色は、明るい色で白の背景では視認性が悪くなってしまう場合があります。
他の色と組み合わせて使ったり、明度を低めに設定するなどの工夫をして、しっかりと検証しながらロゴの色味を決めていことが重要です。
緑
自然・エコロジー・健康的・癒し・安心感・優しさ・生命力・新鮮
緑は、中間色で寒暖のイメージがつきにくく、さまざまな場面、業種で幅広く使われています。
ナチュラルさや、優しさ、信頼感や安心感などを与える色です。
また、植物や野菜のイメージも強いです。
農業、生活系、リラクゼーション系などで多く採用されています。
また、エコで環境配慮のイメージから、自然系、環境系の企業にも取り入れられることが多いです。
紫
高貴・神秘的・ミステリアス・エレガント・美しさ・高級感・芸術的
紫は、緑と同様、中間色で寒暖のイメージがつきにくく、高貴・エレガントなイメージを持たれることが多いです。
また、ミステリアスで神秘的・芸術的(個性的)な印象もあります。
個性を強調したい場合や、アパレル系や化粧品などの女性用メーカー、音楽系などに多く使われています。
またパステルカラーの淡い紫はフェミニンで上品な印象を持たせます。
オレンジ
活発さ・元気・温かさ・親しみやすさ・カジュアル
オレンジは、赤と黄色を掛け合わせた色です。赤のエネルギッシュなイメージと黄の陽気で明るいイメージを合わせ持ち、幅広い場面で使われています。
また、温かみも感じられる色なので、生活系や住宅系、エンタメ系、子供関連の企業などで人気です.
モノトーン(黒・グレー)
スタイリッシュ・モダン・シンプル・大人・堅実さ
モノトーン(黒・グレー)・モノクロは、モダンでシンプル、スマートな印象を与えます。
“色” という要素をあえて省くことで、おしゃれな印象になる場合が多いです。
彩度がなく、それぞれの色特有のイメージもつかないので、幅広い場面・業種で採用しやすいです。
サラッとペンで書いたようなロゴも、パキッとした図形を組み合わせたようなロゴも、モノトーン・モノクロともとても相性がいいです。
アパレルブランドや美容系など華やかな業界では、あえてロゴはシンプルなモノトーンで、というケースも多く見られます。
高級ブランド・ホテルなどでも多く見られます。
アパレル系、カフェや飲食店、デザイン重視のブランドや企業(ロゴにはあえて“色”をつけない)、高級感のあるブランドや企業、シンプルをコンセプトにしているブランドや企業などで特に多く採用されています。
その他
明度・彩度高め(パステルカラー):優しく可愛らしい印象
彩度低め(グレイッシュなカラー):暗い印象を与えず落ち着いた印象
明度低め(ダークなカラー) :大人っぽく高級感のある印象
② ロゴマークにおける形の心理学
形にも、それぞれ人に与える印象があります。
シンボルマーク(象徴化・抽象化された図形の部分)でも、ロゴタイプ(デザインされた社名やブランド名の文字部分のこと)でも共通で言えることですので、ぜひ参考にしてみてください。
円形(丸みがある)
連帯感・親しみやすさ・かわいらしさ・柔らかさ・優しさ・安心感・調和
丸みを持ったロゴは柔らかく優しい印象になります。
顧客や社員、住民、会員などでの人との繋がり・コミュニケーションや協力を重視する企業で多く使用されている傾向があります。
また、子供関連やペット関連の企業、可愛らしい雰囲気のブランドなどでも多くみられます。
人々が気軽に関わりやすいということを重視する場合、丸みを帯びたロゴはピッタリです。
角形(エッジの効いた)
力強さ・堅実さ・高級感・繊細・クール・信頼感
エッジの効いたロゴは力強さや堅実さ、高級感などを表現し、
自社の技術やセキュリティ、信頼感を強調するのにとても適しています。
スポーツ系、IT系、精密機器メーカー、建設系、エネルギー系などに多くみられます。
また、高級感を出したい場合もエッジの効いたロゴはおすすめです。
実際に高級ホテルやレストラン、高級ブランドはエッジが効いたロゴは多いです。
③ ロゴマークにおける太さの心理学
ロゴマークの線の太さによっても、印象がかなり異なってきます。
太い線(文字)
力強さ・信頼感・堅実さ・情熱的・安定感・重厚感・男性らしさ
太い線やフォントを使用することで、ロゴ全体に重厚感、安定感が出ます。
会社の力強さや信頼感を表現したい場合におすすめです。
建設系、エネルギー系、製造系や運送系、機械系などに特に多くみられます。
細い線(文字)
親しみやすさ・柔らかさ・優しさ・繊細さ・高級感・女性らしさ
細い線やフォントを使用することで、ロゴ全体に繊細さ柔らかさ、高級感が出ます。
親しみやすさや優しさなどを表現したい場合にもおすすめです。
ただ、なるべく線を華奢にしたりして繊細さを表現するのは良いのですが、ロゴ自体を小さく印刷した場合などに視認性が失われやすいため、デザインの段階でしっかり検証するのが大切です。
生活系や、高級ブランド、リラクゼーション系、デザイン重視のブランドや企業、化粧品などの女性用メーカーなどに特に多くみられます。
まとめ
ロゴデザインにおいて、色や形、線の太さはとても重要な役割を果たします。
効果的に使い分けていくことで、企業やブランドのイメージやメッセージを視覚的に伝えることができます。
これらの心理学的な側面を理解し、効果的で唯一無二なロゴを生み出していきましょう。
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