「自分で描いたキャラクターや推しのイラストをぬいぐるみにしたいけれど、オリジナルぬいぐるみは1個から作ってもらえるのだろうか」。1体だけ欲しいのに、制作会社のサイトには「100個から」とあり、あきらめかけている方も多いはずです。
結論から言うと、オリジナルぬいぐるみは1個から作れます。受けているのは、1体ずつ縫う作家や工房と、イラストを印刷するサービスです。ただし1個だけ作ると型紙やサンプルの手間がその1個に乗るので、100個で作るときの何倍もの値段になります。
この記事では、1個から頼める3種類の頼み先と1個の値段、数を増やしたときの単価、頼む流れと安く作るコツを紹介します。読み終えるころには、自分の数と予算に合う頼み先を1つに絞れているはずです。

オリジナルぬいぐるみを1個から作れる頼み先は3種類
オリジナルぬいぐるみを1個から作る頼み先は、個人の作家やオーダーメイドの工房、イラストを印刷するサービス、100個前後から受ける量産の会社の3種類に分けると選びやすくなります。1体ずつ作り込むか、早く安く形にするか、数をそろえるかで、向き不向きが分かれるからです。
- 個人の作家やオーダーメイドの工房(1体〜数体。表情や服まで作り込める)
- イラストを生地に印刷するサービス(1個〜数十個。早くて安いが形は平らか小さめ)
- 量産の会社・OEM(100個前後から。1個あたりが大きく下がる)
1体から頼める個人の作家やオーダーメイドの工房
手描きのイラストや写真をもとに、作家や工房が型紙を起こして1体ずつ縫います。表情や髪型、服まで作り込めるので、贈り物や記念の1点ものにぴったりです。
公開されている料金の例では、15〜20cmで1体8,000円、40cm台で2万円台のように大きさで値段が決まり、届くまで1か月半から2か月ほどかかる店が多めです。推しのキャラクターを頼む手順は、推しぬいのオーダーメイドの記事で詳しく紹介しています。
イラストを生地に印刷するサービスは1個から数日で届く
イラストをそのまま生地に印刷し、綿を詰めて縫い合わせる印刷タイプは、1個から注文でき、公開されている例では1個1,400円ほどからです。平均5〜6営業日ほどで出荷する例もあり、イベントの日が近いときに向いています。
形は絵の輪郭に沿った平たいものや、小さな寝ころび型が中心です。立体の作り込みや細かな修正の相談はできないサービスが多い点は知っておきましょう。
100個前後からの量産(OEM)は1個あたりが大きく下がる
同じぬいぐるみを100個前後からまとめて作る量産の会社は、型紙やサンプルにかかる手間を数で分けられるので、1個あたりの値段が大きく下がります。販売用や配布用のように数がいるなら、こちらが基本の頼み先です。
RONECTの参考料金では、高さ8〜15cmを100個作る場合で1個1,500〜1,800円、約8cmで約1,000円の例もあります。OEMの頼み方は、ぬいぐるみOEMの記事にまとめています。
3つの頼み先を個数・値段・日数で比べる
| 頼み先 | 受ける数 | 1個の値段の目安 | 届くまで |
|---|---|---|---|
| 個人の作家・工房 | 1体〜数体 | 5,000円〜2万円台 | 1か月半〜2か月ほど |
| 印刷タイプのサービス | 1個〜数十個 | 1,400円ほど〜 | 数日〜1週間ほど |
| 量産の会社(OEM) | 100個前後〜 | 100個で1,000〜1,800円ほど(8〜15cm) | 2〜3か月ほど |
表の値段は高さ15cm前後で、税や送料を除いた目安です。1体だけ欲しいなら作家・工房か印刷タイプ、10個以上を考えているなら量産の会社にも見積もりを頼み、総額で比べましょう。作家・工房・印刷タイプなど依頼先ごとの選び方は、ぬいぐるみのオーダーメイドの記事でくわしく紹介しています。
ぬいぐるみを1個だけ作る値段の目安|数が増えるほど単価は下がる
1個だけ作る値段は、大きさと作りの細かさ、そして頼み先で決まります。高さ15cm前後なら作家・工房で5,000円〜2万円台、印刷タイプで1,400円ほどからが目安です。同じ15cmでも100個作れば1個1,000円台になるので、作る数が値段をいちばん大きく動かす要素です。
作家や工房に1体頼むと5,000円〜2万円台、大きいほど高い
作家の料金表の例では、15〜20cmの基本料金が8,000円、25〜30cmで1万3,000円、60〜65cmで3万1,500円と、5cm大きくなるごとに2,000〜3,500円ほど上がります。自立させる、形が複雑といった追加料金は数千円が目安です。
制作会社に1個だけ頼む場合はさらに高く、約15cmで1個15万円〜という参考価格を公開している会社もあります。型紙とサンプルを1個のために作るからです。
1個が高いのは型紙とサンプルの手間がその1個に乗るから
ぬいぐるみは、絵から型紙を起こし、サンプルを縫って形を直し、生地を裁って縫う工程を経て完成します。型紙とサンプルの手間は1個でも100個でもほぼ同じなので、1個だけだとその分がまるごと1個の値段に乗ります。
量産の会社でサンプル代が別にかかるのも同じ理由で、RONECTではサンプル代が2万〜3万円です。100個なら1個あたり200〜300円の負担で済みますが、1個なら全額が1個にかかる計算になります。
作る数ごとの1個あたりの単価の目安
| 作る数 | 主な頼み先 | 1個あたりの目安(高さ15cm前後) |
|---|---|---|
| 1個 | 個人の作家・工房 | 5,000円〜2万円台 |
| 1〜数十個 | 印刷タイプのサービス | 1,400円ほど〜 |
| 10個前後 | 制作会社の小ロット枠 | 2万5,000円〜の参考価格の例 |
| 100個 | 量産の会社(RONECTの参考料金・8〜15cm) | 1,500〜1,800円(約8cmで約1,000円の例) |
| 500個〜 | 量産の会社 | 100個より下がる |
ある制作会社の約15cmの参考価格(税抜)は、1個15万円〜、10個で1個2万5,000円〜、100個で1個5,000円〜、1,000個で1個1,000円〜でした。RONECTでも最低ロットは100個からで、500個からは価格が下がると案内しています。
数量が多いほど安くなる仕組みはグッズ制作会社の記事に、法人向けの費用の内訳は価格相場の記事にまとめました。
値段を見るときは税・送料・サンプル代が別かを確かめる
公開されている料金には、税抜き表示や送料別、サンプル代別のものが混ざっています。1個の値段だけでなく「届くまでの総額」で比べ、見積もりでは税込みか、送料とサンプル代が含まれるかを1行ずつ確かめましょう。
1個から頼むときの流れと日数|イラスト1枚から相談できる
1個から頼む流れは、絵と大きさと数を伝えて見積もりをもらい、サンプルや仕上がりの写真で確認し、制作のあと受け取る4段階です。作家や工房なら届くまで1か月半〜2か月、印刷タイプなら1週間ほどが目安なので、渡す日から逆算して申し込みましょう。
用意するものは絵・大きさ・数・使う日の4つ
正面の絵が1枚あれば相談できます。横や後ろの形は作り手が補うので、残したい特徴(髪型、色、持ち物など)を言葉で添えると仕上がりがぶれにくくなります。大きさと数、いつまでに欲しいかも最初に伝えましょう。
写真から作るペットのぬいぐるみの記事や、子どもの絵のぬいぐるみの記事で、写真の撮り方や伝え方のコツを紹介しています。
見積もりからサンプル確認、受け取りまでの4段階
- 絵・大きさ・数・希望日を送って見積もりをもらう
- 仕様と金額に納得したら申し込む(先払いの店が多い)
- サンプルか仕上がり前の写真で確認し、直したい所を伝える
- 完成品を受け取る
サンプルの確認は平均2〜3回になることが多く、1回直すごとに1〜2週間延びる店もあります。修正が無料なのは1回まで、2回目から追加料金という決まりの店もあるので、回数と費用を先に確かめておきましょう。
返品不可・著作権・安全の3つを先に確かめる
オーダー品は1体ずつ作るため、届いてからのイメージ違いによる返品を受けない店がほとんどです。確認の段階で、気になる所を遠慮なく伝えましょう。
アニメや漫画など他人のキャラクターは、権利者の許可がないと作ってもらえません。自分で描いたキャラクターでも、絵師に頼んだ絵なら契約を確かめます。詳しくはぬいぐるみの著作権の記事にまとめています。
小さな子どもに渡すなら、プラスチックの目より刺繍の目のほうが安全です。6歳未満の子どもが遊ぶ品の決まりはSTマークの記事で確かめられます。
1個の値段を抑える3つのコツ
1個の値段を抑えるコツは、小さくシンプルにする、数をまとめる、自分で作るの3つです。どれも「型紙とサンプルの手間を減らす」か「手間を多くの数で分ける」かのどちらかで、値段が下がる理由は同じ考え方に基づいています。
大きさを小さく、形と色をシンプルにする
作家の料金表では高さ5cmごとに2,000〜3,500円変わるので、まず見直したいのは大きさです。手足を省いた丸い形、刺繍の面積を減らした顔、はっきりした2〜3色にすると、縫う手間が減って値段も下がりやすくなります。
キーホルダーサイズのマスコットなら、量産では約8cmで1個約1,000円の例もあります。作り方はぬいぐるみキーホルダーの記事をご覧ください。
友人やチームで数をまとめて量産の見積もりを取る
同じキャラクターを欲しい人が10人以上いるなら、まとめて量産の会社に見積もりを頼むと、1個あたりは作家に1体頼むより安くなることがあります。部活やサークルの記念品、同人グッズの頒布などがその例です。
RONECTは100個からの小ロットOEMを承っており、相談と見積もりは無料です。100個に届かない数でも、まず数と使い道を伝えて相談してみましょう。
1体だけなら自分で作る方法もある
材料費だけで作りたいなら、手作りという選び方もあります。生地(ソフトボアやナイレックスなど)と手芸綿、型紙用の紙、針と糸、裁ちばさみ、チャコペン、綿を詰めるためのかんし(鉗子)があれば始められ、生地と綿以外は100円ショップでそろうものばかりです。
- デザインを決める(初めてはシンプルな形に)
- 型紙を作る
- 型紙を生地に写して裁断する
- 中表に合わせて縫い、綿を入れる口を残す
- 表に返して手芸綿を詰める(細い所はかんしで)
- 残した口を手縫いで閉じる
初めてなら、表と裏の同じ型紙2枚を縫い合わせて綿を詰めるだけの形にすると失敗が少なくなります。生地の種類はぬいぐるみ生地の記事、綿の選び方は綿の記事にまとめました。
10個以上ならRONECTに相談|100個からの小ロットOEM
数をそろえてオリジナルぬいぐるみを作るなら、RONECTでは100個からの小ロットOEMを承っています。完成イメージの作成と相談は無料なので、まだ数が固まっていない段階でも、予算の目安をつかむ材料として見積もりを取っておくと安心です。
100個で8〜15cmなら1個1,000〜1,800円ほど
| 高さの目安 | 100個注文時の参考料金 |
|---|---|
| 8〜15cm | 1,500〜1,800円 |
| 20〜30cm | 2,000〜3,000円 |
| 40cm | 3,000〜4,000円 |
| 80cm | 15,000円〜 |
約8cm・約1,000円の制作例もあり、サンプル代は別に2万〜3万円です。料金は仕様や為替で変わり、配送費が別になることもあるので、税込みか税抜きかも見積もりで確かめてください。参考料金の全体は、ぬいぐるみの価格表のとおりです。
完成イメージをAIで無料で作れる
絵が1枚あれば、AIで完成イメージの画像を無料で作ってもらえます。サンプルを作る前におおよその仕上がりを見られるので、「思っていた形と違う」を減らせるのが利点です。AI画像は完成イメージのため、実物とは形や色が異なる場合があります。
日本人の担当者が工場と直接やり取りし、輸入から国内納品まで任せられる
中国語に対応できる日本人の担当者が提携工場と直接交渉するので、細かな修正の希望も正確に伝わります。サンプル制作から量産、検品、輸入、国内の指定先への納品まで一括で進み、期間はサンプル約2週間、量産約30〜40日、全体で約2〜3か月が目安です。
依頼先の比べ方はぬいぐるみ制作の依頼先の記事、制作全体の流れはオリジナルぬいぐるみ制作の記事で紹介しています。
まとめ
オリジナルぬいぐるみは1個から作れ、作家や工房なら高さ15cm前後で5,000円〜2万円台、印刷タイプなら1,400円ほどからが目安です。1個が高いのは型紙とサンプルの手間がその1個に乗るからで、100個作れば1個1,000円台まで下がります。
まず絵と大きさ、作りたい数、使う日を決め、1体なら作家・工房か印刷タイプ、10個以上なら量産の会社にも見積もりを頼んで、税や送料を含めた総額で比べてみてください。
株式会社RONECTでは、ぬいぐるみの小ロットOEMを100個から承っています。数がまとまりそうなときや、仕様に迷うときも、お気軽にご相談ください。

