「キャラクターの形をしたダイカットクッションを作ってみたいけれど、ぬいぐるみと何が違うのだろう」。何個から頼めて、いくらかかり、いつ届くのかが分からないままでは、予算もイベントの日程も決められませんよね。デザインのデータをどう用意すればよいのかも、迷いやすいところです。

そこで本記事では、ダイカットクッションの特徴とぬいぐるみとの違いから、オリジナルで作るときに決める仕様、入稿データの作り方までを順に紹介します。自分の使い道に合う作り方を選びやすくなるはずです。

あわせて、数量ごとの費用と納期の目安、作る前に確かめたい権利や安全の決まりも同じ流れで解説します。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

ダイカットクッションは絵の形に切ったクッション

ダイカットクッションは、キャラクターやロゴの輪郭に合わせて生地を切り抜いて作るクッションです。四角いクッションより形の自由が大きく、ぬいぐるみより手軽に絵柄をそのまま再現できます。

印刷した生地を絵の形に縫い合わせて作る

ダイカットは英語で「型抜き」のことで、デザインの輪郭に沿って生地を切り抜くことからこう呼ばれます。作り方は、絵柄を印刷した表と裏の生地を輪郭どおりに縫い合わせ、中綿を詰めて口を閉じるというシンプルなものです。

印刷には主に「昇華転写」が使われます。転写紙に刷ったインクを熱と圧力で気化させ、生地の繊維に染み込ませる方法です。プリンターメーカーのミマキエンジニアリングは、使える素材はポリエステル系に限られる一方、生地の風合いを残したままきれいに発色すると説明しています。

四角いクッションより形の自由が大きい

四角や丸の定番のクッションと違い、キャラクターの全身や顔、ロゴ、写真に写ったペットなど、好きな形にできるのがいちばんの魅力です。表はキャラクターの正面、裏は後ろ姿というように、両面で違う絵柄を印刷することもできます。

呼び方は会社によって違い、「切り抜きクッション」「フリークッション」などの名前でも売られています。依頼先を探すときは、こうした名前でも調べてみてくださいね。

ぬいぐるみとの違いは印刷か立体の縫製か

ぬいぐるみは型紙で立体の形を作り、顔や模様を刺しゅうなどで表します。ダイカットクッションは平らな2枚の生地に絵を印刷して縫い合わせるので、イラストの細かい線や多い色もそのまま再現しやすく、型紙づくりの手間が少ない分だけ費用も抑えやすいのが利点です。

同じ制作会社の公開ページで比べると、ダイカットクッションは10個から・最短約7日、ぬいぐるみは100個から・最短約30日という例もあります。一方で、横や後ろから見た立体感や手ざわりの高級感はぬいぐるみが上です。絵柄を見せたい・予算を抑えたいならダイカットクッション、立体のキャラクターとして持ち歩きたいならぬいぐるみ、と使い分けるとよいでしょう。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

オリジナルのダイカットクッションで決める仕様

オリジナルで作るときに決める仕様は、大きさ、生地、印刷する面と側面の作り、中綿の4つです。どれも手ざわりと値段の両方に関わるので、配る・売る・飾るといった使い道に合わせて選びましょう。

大きさは10cmのキーホルダーから50cm超まで

大きさは、10〜15cmほどの小さなものから、30〜50cm以上の抱えるサイズまで作れます。15cm前後なら上に金具を付け、カバンに下げるキーホルダーにすることもできます。

気をつけたいのは、寸法の測り方が会社によって違うことです。縫い目から縫い目までで示す会社もあれば、綿を入れる前の寸法や印刷する絵の大きさで示す会社もあります。綿を詰めると全体がふくらんで少し小さく見えるので、見積もりを比べるときは、どこを測った寸法かも確かめておきましょう。

生地は手ざわりと発色で選ぶ

生地は昇華転写で印刷できるポリエステル系が中心で、手ざわりと発色で選びます。制作会社の仕様によく出てくるのは次の4種類です。

生地手ざわり向いている使い方
ピーチスキン桃の皮のような細かい起毛費用を抑えたい配布用
サテンつるっとしてやや硬め絵柄をくっきり見せたい
2WAYトリコット縦横に伸びて柔らかいもちもちの抱き心地
ソフトボア毛足があってふわふわぬいぐるみに近い手ざわり

ピーチスキンは、もっともよく使われる生地とする会社や、もっとも安く作れる生地とする会社があります。昇華転写は濃い色の生地には向かないため、生地の色は白などの淡い色が基本です。

片面か両面か・側面の生地を付けるか

印刷は片面だけか両面かを選べます。両面を片面と同じ単価にしている会社もあれば、追加料金になる会社もあるので、見積もりの条件をそろえて比べましょう。

側面は、表と裏の2枚だけを縫い合わせる「マチなし」と、厚みの分の帯状の生地を足す「マチ付き」に分かれます。マチなしは安く作れますが、綿を詰めると縁が側面に回り込むので、絵の端が2〜3cmほど内側に入って見えることを見込んでデザインします。マチ付きは厚みがそろい、正面の輪郭を再現しやすいのが利点です。

中綿の量と種類で抱き心地が変わる

中綿はポリエステル綿が基本で、羽毛のような手ざわりの綿や、細かい発泡ビーズを選べる会社もあります。ビーズは、縦横によく伸びる2WAYストレッチの生地と組み合わせて使うのが一般的です。

同じ大きさでも、綿の量でふっくら具合や固さが変わります。約45cm角で550gの綿を入れる仕様を公開している会社もあり、見積もりでは綿の量も比べる点の一つです。中綿を付けずにカバーだけを売る会社もあるので、綿入りかどうかも確かめてください。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

きれいに仕上がる入稿データの作り方

入稿データ(印刷に使うデザインのデータ)は、塗り足しと縫い代の分を外側に足し、依頼先の指定どおりの解像度と色の形式で作ります。細いくびれや鋭い角は縫えないので、輪郭はなだらかに整えておくのがコツです。

塗り足しと縫い代の分を外側に足す

ダイカットクッションは仕上がり線に沿って縫い、その外側の生地は縫い代として内側に折り込まれます。印刷や縫製で位置が少しずれることもあるので、絵柄は仕上がり線より1cmほど外まで広げておくのが基本です。この外側の部分を「塗り足し」といい、足りないと縫い目の近くに印刷されていない地の色が出てしまいます。

逆に、顔や文字など切れてほしくない部分は、仕上がり線から1cmほど内側に置くのが安全です。多くの制作会社が専用のテンプレート(ひな形)を配っているので、最新版を使い、その線に合わせて作ると失敗を防げます。

解像度と色の形式は依頼先の指定に合わせる

画像の細かさを表す解像度は、実際の大きさで300dpi以上をすすめる会社もあれば、100〜200dpiでよいとする会社もあり、指定はまちまちです。色の形式も、印刷用のCMYKで入稿するよう求める会社と、画面用のRGBでも受け付ける会社に分かれます。

画面で見た色と、印刷したあとの色はまったく同じにはなりません。生地の質感や立体になることでも色の見え方が変わるため、色にこだわるならサンプルで確かめましょう。背景は透明にして、完成イメージの画像もいっしょに送ると行き違いが減ります。

細いくびれや鋭い角は丸めておく

綿を詰めるとクッションはふくらむので、細い首や指、細かい凹凸は、引いた線どおりには再現されないことがほとんどです。鋭い角も丸みを帯びるため、輪郭はなだらかなカーブにしておくときれいに仕上がります。

直角より鋭い角は縫えないとする会社もあります。輪郭の線は途切れのない1本の線にし、綿を入れる口になる3cmほどの平らな部分を残しておくと、作る側も進めやすくなるでしょう。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

ダイカットクッションの費用・最低数・納期

費用は数量で大きく変わり、公開されている価格では1個だけなら数千円、100個以上なら1個あたり千円前後まで下がります。サンプルを作る場合は、注文から届くまで1〜2か月、海外の工場なら2〜3か月ほどを見ておきましょう。

1個なら数千円・100個なら1個千円前後

制作会社が公開している価格を見ると、1個だけ作る場合は30cm前後で3,300〜6,600円ほど(税込)の例があり、送料は別の会社と込みの会社があります。100個以上になると、約20〜45cmの中綿入りで1個760〜1,770円ほど(税抜)まで下がる例もあります。

頼み先は大きく分けて、1個から注文できて1〜3週間ほどで届くWeb注文のサービスと、数十〜数百個からサンプルを作って量産する工場生産型の2つです。配る数が数十個を超えるなら、量産型の見積もりも取っておくと比べやすくなります。

大きさ・生地・数量で単価が変わる

単価を左右するのは、大きさ、生地、中綿の量、印刷する面、数量です。ある制作会社の価格表では、同じ約45cm角でも、ピーチスキンなら1個1,215円、ソフトボアと多めの綿なら1,770円でした(いずれも100個・税抜)。

数を増やすと単価は下がり、同じ会社の約20cm角は100個で760円、2,000個で530円と約3割安くなります。サンプル代(1種1万円台)や送料、販売用のシール貼りなどが別にかかることもあるので、1個の値段だけでなく総額で比べてください。

サンプルを作るなら2〜3か月前に頼む

サンプルを作らないWeb注文なら1〜3週間ほどで届く一方、サンプル(試作品)を作ってから量産する場合は全体で1〜2か月ほど、海外の工場で作るなら2〜3か月かかることもあります。形が自由なダイカットクッションは、絵と余白のバランスを確かめるためにサンプルを作ることが多い商品です。

サンプルを省けば早く安く作れますが、色やイメージが違っても返品できないとする会社もあります。数が多い、配る日が決まっている、色にこだわる、のどれかに当てはまるならサンプルを入れ、イベント前の混み合う時期も考えて早めに頼みましょう。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

作る前に確かめる権利と表示・安全

印刷する絵や写真は、自分が権利を持つものか、許可を得たものに限ります。売るときは素材と手入れの方法を伝え、小さな子どもに配るなら玩具の安全の決まりに当たるかを確かめましょう。

他人のキャラクターや写真は許可が要る

アニメやゲームのキャラクター、他人が描いたイラストや撮った写真は著作物です。許可なくクッションに印刷して配ったり売ったりすれば、著作権の侵害になりかねません。文化庁の著作権テキストも、他人の著作物は許諾を受けた方法と条件の範囲で使うよう説明しています。

外部のイラストレーターに描いてもらった絵も、契約で著作権をゆずってもらうか、グッズに使う許可を得ておく必要があります。人の顔写真を使うなら、写っている人の了解も取っておきましょう。

品質表示の義務はないが素材と手入れを伝える

クッションは、家庭用品品質表示法で表示が義務づけられた繊維製品の一覧に入っていません。消費者庁も、ぬいぐるみや枕、玩具を表示の対象外の品目として示しています。

ただ、売るなら「ポリエステル100%」といった素材や、乾燥機を使わない・陰干しするなどの手入れの注意を、タグや台紙で伝えると親切です。洗濯表示の記号を付けるなら、2024年8月に改められた新しい記号に合わせてください。

小さな子どもに配るなら安全の決まりを確かめる

厚生労働省(当時)のQ&A(2009年)は、中綿などを包んで縫い合わせたものを「ぬいぐるみ」とし、6歳未満の子どもが遊ぶためのものは材質にかかわらず食品衛生法の「指定おもちゃ」の決まりの対象としています。中綿入りのクッションも、これに当たりうるわけです。一方で同じQ&Aは、部屋の飾りなど乳幼児のおもちゃと認識されない形で売るものは範囲に含まれないとしており、用途と売り方で扱いが変わります。

3歳未満の子どもが遊ぶための玩具は、2025年12月25日から国の技術基準への適合と「子供PSCマーク」が必要になりました。卒園記念など小さな子どもが手にする用途なら、どの決まりに当たるかを作る前に制作会社と確かめておきましょう。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

RONECTでクッションやぬいぐるみを作る場合

株式会社RONECTは、オリジナルぬいぐるみやマスコットキーホルダーをはじめ、さまざまなオリジナルグッズのOEM制作を手がける会社です。クッションの商品ページもあり、ぬいぐるみと並べての相談が可能です。

完成イメージをAIで無料で作れる

RONECTでは、AIを使った完成イメージ画像の作成を無料で行っています。ぬいぐるみだけでなく、キーホルダーや雑貨の完成イメージにも対応しているので、絵がグッズになったときの姿を早めに確かめられます。

社内や仲間に見せて意見を集める材料にも使えて便利ですよね。なお、AIの画像はあくまで完成イメージのため、実際の製品とは形や色が異なる場合があります。

クッションかぬいぐるみかも相談できる

RONECTには、雑貨類のクッションや、座布団に座ったぬいぐるみの商品ページがあり、形や素材、刺繍やワッペンのアクセントといったデザインのコツを紹介しています。サイズや生地、綿の量、付属品、パッケージなどの仕様も、予算とのバランスを見ながら提案してもらえるので安心です。

絵柄を見せたいならクッション、立体で持ち歩いてほしいならぬいぐるみ、と決めきれないときも、まとめて相談してみてください。ぬいぐるみは100個から注文でき、参考料金や制作事例はオリジナルぬいぐるみ制作のページで紹介しています。

日本人の担当者が工場とやり取りする

RONECTでは、中国語に対応できる日本人の担当者が、中国の提携工場と直接やり取りする体制です。中間の業者を通さないので余分な費用を抑えられ、細かな修正の希望も中国語で工場に伝えられます。

サンプルから量産、検品、輸入、日本国内への納品まで一括で任せられ、制作期間の目安はサンプル約2週間、量産約30〜40日、全体で約2〜3か月です。仕様や数量で変わるので、配りたい日が決まっているなら早めに相談しておくと安心でしょう。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

まとめ

ダイカットクッションは、絵柄を印刷した生地を絵の形に縫い合わせるクッションで、ぬいぐるみより手軽に絵をそのまま再現できます。仕様は大きさ・生地・印刷面と側面・中綿の4つで決まり、単価は数量で大きく下がります。

まずは作りたい大きさと数、届けてほしい日を決め、同じ条件で2〜3社に見積もりを頼んでみましょう。

株式会社RONECTでは、AIによる完成イメージ画像の作成から国内への納品まで、日本人の担当者がクッションやぬいぐるみの制作をサポートしています。お気軽にご相談ください。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

この記事の出典