「卒業記念品の係になったけれど、卒業生みんなに喜ばれる品はあるのだろうか」。予算や人数、卒業式までの日数を考えると、何から決めればよいのか迷う方も少なくないはずです。PTAに入っていない家庭の分や、先生への品をどうするかという悩みも重なります。

そこで本記事では、卒業記念品を選ぶ前に決めることと、小学校から大学までの段階ごとの定番を紹介します。使う品と残す品の2つの物差しで比べられるので、委員会でも選んだ理由を説明しやすくなるはずです。

あわせて、学校のキャラクターをぬいぐるみにする方法や、卒業式から逆算した準備、のしと目録での渡し方も同じ流れで解説します。

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卒業記念品を選ぶ前に決める3つのこと

卒業記念品は、品物を探す前に「誰から誰へ贈るか」「費用をどこから出すか」「作る数と卒業式の日」の3つを決めると、話し合いがまとまりやすくなります。やり方は学校ごとに違うので、前年の担当者と学校に確かめるところから始めましょう。

誰から誰へ贈る記念品か

卒業記念品には、PTAや卒業対策委員会(卒対)から卒業生へ、卒業生一同から学校へ、卒業生や保護者から先生へ、という主に3つの向きがあります。兵庫県立姫路西高校の卒業記念品贈呈式では、学校へイベント用のテントが、卒業生へ印鑑と卒業証書ケースが贈られました。

卒業生への品は「次の学校や社会に出てから使えるか」、学校への品は「在校生が使い続けられるか」が選ぶ物差しになります。同じ卒業記念品でも向きによって選び方が変わるので、何を誰に贈るのかを最初にはっきりさせておきたいところです。

費用の出どころと会員でない家庭の扱い

費用の出どころは、地域によって分け方が違います。三重県志摩市は、PTAが卒業式で生徒に直接贈る品をPTAの会費で出すものと整理する一方、名古屋市教育委員会は小中学校の卒業祝品を公費で出せる経費に挙げています。何が学校から出るのかを確かめておくと、同じ品を重ねて用意せずに済むでしょう。

PTAに入っていない家庭の子どもの扱いも、先に決めておきましょう。全国PTA連絡協議会の代表理事は、全員に配る学校も会員の子だけに配る学校もあると話しています。子どもによって渡す・渡さないが分かれるともめごとの種になりかねないため、全員に配る、希望者が費用を払う、配らない、のどれにするかを話し合っておくと安心です。

作る数と卒業式までの日数

作る数は、卒業生の人数に予備を足して決めます。文部科学省の令和8年度の学校基本調査(速報)をもとに計算すると、6年生は小学校1校あたり平均で約55人、中学3年生は中学校1校あたり約106人です。平均的な小学校では1学年だけで100個に届かないため、最低数のある品を選ぶなら数え方の工夫が必要になります。

次に、卒業式の日から逆算しましょう。既製品に学校名を入れる品は、早い店で1〜2週間、多くは2〜3週間ほどで届きます。一方、学校のキャラクターをぬいぐるみにするような一から作る品は2〜3か月かかるので、作りたい品によって動き出す時期が秋か年明けかに分かれるのです。

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学校の段階別に見る卒業記念品の定番

卒業記念品は、次の学校や社会に出てから使える品を選ぶと、しまい込まれにくくなります。小学校なら中学校で使う文具、中学・高校なら通学や新生活で使う品、大学なら社会人になって使う名入れ品が定番です。

小学校は中学校で使える文具や小物

小学校の卒業記念品では、中学校で使える筆記具がよく選ばれています。ある記念品会社が2022年6月に保護者441人へ行ったアンケートでは、学校やPTAから贈られた品はボールペンが最も多く、シャープペンシルが続きました。

筆記具のほかには、辞典や定期入れ、時計も挙がっています。都内の公立小学校の卒対は、制服を大切にしてほしいという思いから制服用のハンガーを選び、中学校でも使うタブレットのケースも用意しました。

中学・高校は通学や新生活で使える品

中学・高校の卒業記念品では、モバイルバッテリーや真空ステンレスボトルのように、毎日持ち歩ける実用品が選ばれやすくなります。記念品の通販会社も2024年11月の時点で、卒業記念品全体でステンレスボトルがここ数年で定番になり、防災グッズが選ばれることも増えてきたと紹介しています。

高校では、社会に出てから使う品も候補です。姫路西高校で卒業生に贈られた印鑑と卒業証書ケースは、その一例でしょう。中学・高校は1学年の人数が多い学校が多いため、名入れの版代を人数で割ると、1人あたりの負担を抑えやすいのも利点です。

大学は社会人になって使う名入れ品

大学の卒業記念品では、名刺入れやタンブラー、名入れのボールペンなど、社会人になってすぐ使える品がよく選ばれます。名入れギフトの店も、卒業後すぐに使える名刺入れやモバイルバッテリー、文房具が特に人気だと紹介しています。

研究室やサークルで贈る場合は、人数が数人から数十人と少なくなりがちです。少ない数でも頼める既製品への名入れを選ぶと、予算と納期の両方で無理がありません。

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卒業記念品の比べ方と名入れのコツ

卒業記念品は、「毎日使えるか」と「卒業後も手元に残るか」の2つの物差しで比べ、学校名や校章は控えめに入れると、子どもに使ってもらいやすくなります。作り方によって最低数と納期も大きく変わります。

使う品と残す品の2つの物差し

使う品は筆記具やボトルのように毎日使う品、残す品は時計やフォトフレーム、ぬいぐるみのように飾ったり持ち歩いたりして思い出す品です。先ほどの保護者441人のアンケートでは、鉛筆や傘は8割前後の家庭で使われた一方、フォトフレームやアルバムを使ったのは5割弱でした。

ただ、使われにくい品が悪いわけではありません。同じアンケートでは、思い出の写真を入れられるフォトフレームが、保護者が「本当は欲しかった」品としても挙がっています。予算に余裕があれば、使う品と残す品を1つずつ組み合わせるのも一つの方法です。

学校名や校章は控えめに入れる

中学以降も使う品は、学校名や校章を小さく、目立たない場所に入れると使ってもらいやすくなります。同じアンケートには、子どもが学校名入りのデザインを嫌がって使わなかった、という声がありました。

名入れの方法は、品物の素材で変わります。細い線も出せるパッド印刷、写真を入れられるインクジェット印刷、金属や木に焼き付けるレーザー彫刻などがあり、細かい校章は潰れることもあります。名前を1人ずつ入れるなら、校正の画像で誤字を確かめてから印刷に進みましょう。

持ち歩けるぬいぐるみやマスコット

残す品の中でも、学校のキャラクターや制服をモチーフにしたぬいぐるみやマスコットは、どこにも売っていない記念品になります。キーホルダー型にすれば、かばんに付けて持ち歩けるのも魅力です。

大学では以前から、公式キャラクターのぬいぐるみやキーチェーンを作る例があり、東京農工大学は公式キャラクターのぬいぐるみを2025年11月から生協で販売しています。一から作る品は最低数と期間がかかるので、次の比較で確かめてください。

作り方ごとの最低数と納期の違い

代表的な作り方を、何個から頼めるか、届くまでの日数、向いている場面で比べると次のとおりです。

作り方何個から届くまで向いている場面
既製品に学校名を入れる店で異なる2〜3週間ほど少人数や急ぎのとき
1人ずつ名前を入れる店で異なる名前の確認を含め1か月〜1か月半個人の記念にしたいとき
オリジナルのぬいぐるみ100個から約2〜3か月学校らしさを出したいとき

何個からと日数は、名入れの店の標準的な納期と、RONECTの最低ロット・制作期間をもとにした目安です。2〜3月は名入れの店も混み合います。

RONECTの参考料金(100個注文時)は、高さ8〜15cmで1個1,500〜1,800円、約8cmの制作例で約1,000円です。別にサンプル代が2万〜3万円かかるため、100個で約12万〜21万円が目安です。仕様や作りの複雑さ、為替で変わり、配送費が別にかかる場合もあります。

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学校のぬいぐるみを卒業記念品にする方法

学校のぬいぐるみを卒業記念品にするなら、学校らしさが伝わるデザインを決め、100個に届く数の内訳を考え、学校と考えた人の了承を取るの3つを順に進めます。どれも注文の前に決めておきたい点です。

校章の色や制服を取り入れたデザイン

学校に公式のキャラクターがあればそれを形にし、なければ校章の色や制服、学校のシンボルの動物を取り入れる方法があります。沖縄県宜野湾市の普天間中学校では、卒業生が2年生のときに考えたマスコットキャラクターを保護者が協力して人形にし、卒業式の日に正門近くに飾りました。

足の裏やタグに卒業年度と学校名を入れれば、ひと目で記念品と分かります。年度を入れないデザインにすれば、在校生や次の学年の記念品にも使えます。

学年の人数と100個からの量産

オリジナルのぬいぐるみを量産する場合、RONECTの最低ロットは100個からが目安です。文部科学省の令和7年度の学校基本調査で全校の人数を学年の数で割ると、1学年がおよそ100人以上の学校は小学校で約13%、中学校で約49%でした。

100個にそろえる数え方の例
  • 在校生や次の学年の分まで作る
  • 開校記念などの学校行事と合わせる
  • 学校に残して飾る分や予備を入れる

高校は全日制の課程の約8割が生徒301人以上で、1学年だけで数がそろいやすいでしょう。どうしても数が合わないときは、無理に量産せず、少ない数で作れる名入れの品を選ぶのも一つの方法です。

キャラクターや校章を使うときの了承

校章や学校のキャラクターは、学校が使い方を決めているものです。慶應義塾は、同窓会などで配る記念品にロゴマークを使う場合、品物や数量、用途を書いて申請するよう案内しています。業者に頼む前に、学校の了承と画像のデータをもらっておきましょう。

児童や生徒が考えたキャラクターなら、考えた本人と保護者にも確かめておくと安心です。文化庁は、絵を描けば上手い下手に関係なく描いた人が著作者になると説明しています。アニメなど他人のキャラクターは許可なくぬいぐるみにできないので、権利の考え方はぬいぐるみと著作権の記事も参考にしてください。

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卒業式に間に合わせる準備と渡し方

卒業記念品の準備は、作る品に合わせて注文の締め切りを決め、名前の確認と渡す場面を学校と早めにすり合わせると、あわてずに進められます。学校や先生へ贈る品は、受け取ってもらえるかを先に確かめておきましょう。

卒業式から逆算した注文の締め切り

締め切りは作り方で大きく変わり、2027年3月の卒業式なら次の時期が目安です。

2027年3月の卒業式に向けた目安
  • 学校名を入れる既製品は2月上旬まで
  • 1人ずつ名前を入れる品は1月中
  • オリジナルのぬいぐるみは11月中に注文
  • 学校へ贈る品の相談は12月まで

オリジナルのぬいぐるみは、RONECTの目安でサンプルに約2週間、量産に約30〜40日、全体で約2〜3か月かかります。日数は仕様や修正の回数、数量、輸送の状況で変わるものです。

2027年の春節(旧正月)は2月6日で、中国の工場はその前後に長く休みます。10〜11月に相談を始め、12月中旬までにサンプルを確かめて仕様を決めておくと安心です。3月上旬に式がある学校は、さらに早めに動きましょう。

名前を1人ずつ入れるなら、各家庭に「記念品の名入れに使う」と目的を伝えて表記を確かめてもらいます。業者に渡すのは名入れに必要な名前だけにし、注文後は一覧を返してもらうか消してもらいましょう。

のしの表書きと目録での渡し方

卒業のお祝いののしには、紅白の蝶結びの水引が使われます。表書きは「御祝」や「御卒業御祝」などとし、下に「○○小学校PTA」「卒業対策委員会一同」のように贈り主を書くのが基本です。全員に配る記念品は、包装の外側にのしを掛ける「外のし」が一般的とされています。

テントや時計のように式で手渡ししにくい大きな品は、品名と数量を書いた目録を式で渡し、品物は別に納める方法も考えられます。式の進行に「記念品贈呈」を入れてもらえるよう、早めに学校へ相談しておきましょう。

先生や学校へ記念品を贈るときの注意

学校へ物を贈るときは、品物を決める前に学校へ相談しましょう。文部科学省は通知で、学校を置く自治体が保護者に寄附を割り当てて強制的に集めることは法律で禁じられていると示し、自発的な寄附も設置者の手続きを経るよう求めています。名古屋市では、卒業生の卒業記念の寄附に「卒業記念にふさわしいもの」であることや、受け入れた後の維持費を学校の予算で賄えることを条件にしています。

先生個人への品は、受け取れるかどうかを先に学校に確かめてください。東京都教育委員会のガイドラインは、保護者や児童・生徒を「利害関係者」とし、教職員が物品を受け取らないよう定めています。品物が難しいときは、寄せ書きや手紙なら気持ちを伝えやすいはずです。

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RONECTで卒業記念のぬいぐるみを作る場合

株式会社RONECTでは、学校のキャラクターや校章、制服を取り入れたぬいぐるみやマスコットキーホルダーを100個から相談できます。完成イメージの作成からサンプル、量産、国内への納品まで、まとめて任せられるのが特長です。

完成イメージをAIで無料で作れる

RONECTでは、AIを使った完成イメージ画像の作成を無料で行っています。学校のキャラクターの絵や、制服を着せた動物のイメージを伝えれば、サンプルを作る前に仕上がりの雰囲気を確かめられます。

委員会や学校に「こんな記念品になります」と画像で見せられるので、話し合いの材料にもなりますよね。なお、AIの画像はあくまで完成イメージのため、実際の製品とは形や色が異なる場合があります。

大きさや生地・刺繍まで相談できる

サイズや生地、刺繍、綿の量、付属品、パッケージなど、細かな仕様も相談の対象です。デザインや予算を伝えると、作り方と費用のバランスを考えた仕様を提案してもらえます。

校章の色をどこまで再現するか、卒業年度を刺繍にするかタグにするか、キーホルダーの金具を付けるかといった迷いどころも、まとめて相談してみてください。卒業記念のぬいぐるみの例は、記念品におすすめのぬいぐるみの記事も参考になるはずです。

日本人の担当者が工場とのやり取りを受け持つ

RONECTでは、中国語に対応できる日本人の担当者が、中国の提携工場と直接やり取りしています。中間の業者を通さないため余分な費用を抑えられ、制服や校章の細かな修正の希望も中国語で工場に伝えられます。

サンプルの修正から量産、検品、輸入、日本国内の指定先への納品まで一括で対応するので、海外の工場と自分で交渉する必要はありません。相談と見積もりは無料で、料金の目安や制作事例はオリジナルぬいぐるみ制作のページで紹介しています。

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まとめ

卒業記念品は、誰に贈るか、費用をどこから出すか、作る数と卒業式の日を先に決めると選びやすくなります。学校の段階に合わせて次の学校や社会で使える品を選び、学校名は控えめに入れると、しまい込まれにくい記念品になるはずです。

まずは前年の担当者と学校に、前例と費用の分け方を確かめましょう。

株式会社RONECTでは、AIによる完成イメージ画像の作成から国内への納品まで、日本人の担当者がぬいぐるみ制作をサポートしています。お気軽にご相談ください。

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