「毎年同じ交通安全グッズを配っているけれど、本当に使ってもらえているのだろうか」。啓発の担当になると、限られた予算で何を選べば効果が残るのか、上司にどう説明すればよいのか、迷う場面も多いですよね。キャラクターを生かした新しい品を試したくても、費用や手続きが分からず踏み出しにくいものです。

そこで本記事では、交通安全グッズ・啓発グッズを3つの種類に分け、配る相手やテーマに合わせた選び方を紹介します。全員に配る品と数を絞る品の組み合わせ方まで、同じ物差しで考えられるはずです。

あわせて、広報マスコットをぬいぐるみにして配る方法と、自治体の発注の流れ・費用・納期も同じ流れで解説します。

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交通安全グッズ・啓発グッズの3つの種類

交通安全グッズ・啓発グッズは、身につけて安全を守る品、毎日使う実用品、手元に残るマスコットのグッズの3つに分けると選びやすくなります。どれも、配ったあとに使われ、目にふれ続けることで啓発の効果が続くのが共通点です。

身につけて安全を守る反射材や防犯ブザー

交通安全の配布品の定番は、反射材です。警察庁によると、反射材は光を当てた方向にそのまま光を返す素材で、運転者からは反射材を付けた歩行者を、付けていない歩行者より2倍以上手前で見つけられるといわれています。

反射材の種類は、キーホルダーやシール、手首や足首に巻くバンド、たすきなどさまざまです。防犯ブザーやホイッスルも、子どもの安全を守る品として、交通安全や防犯の催しでよく選ばれています。

毎日使う文具やエコバッグなどの実用品

ボールペンやクリアファイル、エコバッグ、ウェットティッシュなどの実用品は、標語や組織の名前を入れて毎日使ってもらえる啓発品です。名入れの実用品は1個数十円から数百円ほどの品が多く、限られた予算で多くの人に配れます。

ただし、もらった品が使われなければ、啓発の言葉も目にふれません。相手の年齢や暮らしに合うかを考えて選びましょう。

手元に残る広報マスコットのグッズ

警察や自治体の広報マスコットを、ぬいぐるみやマスコットキーホルダーにした品は、手元に残りやすい啓発品です。実用品より単価は高いものの、愛着を持って持ち歩いてもらいやすく、キャラクターと一緒に安全の呼びかけを覚えてもらえます。

3つの種類の違いをまとめると、次のとおりです。

種類主な品1個あたりの値段向く配り方
身につける安全用品反射材・防犯ブザー数十円〜数百円全員に配る
毎日使う実用品文具・エコバッグ数十円〜数百円全員に配る
マスコットのグッズぬいぐるみ・キーホルダー1,000円台から数を絞って配る

安全用品と実用品の値段は名入れ品の一般的な幅、マスコットのグッズの値段はRONECTの参考料金(高さ8〜15cm・100個の場合)をもとにした目安です。

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配る相手別の交通安全グッズの選び方

交通安全グッズは、子ども、高齢者、自転車に乗る人、イベントの来場者のように、配る相手で選ぶと使われやすくなります。それぞれ事故が起きやすい場面に合う品を選びましょう。

子どもには反射材つきの持ち物を

警察庁の分析では、2021〜2025年の合計で、小学1年生の交通事故の死者・重傷者のうち74.2%が歩行中で、歩行中の小学生では下校中の事故が最も多くなっています。ランドセルや通学かばんに付ける反射材のキーホルダーやシールが、子どもに配る品の基本です。

静岡市は、交通安全協会の3つの地区支部から新小学1年生へ反射板のキーホルダー4,400個を贈る贈呈式を、2026年4月3日に行うと発表しました。歩行中の児童の死者・重傷者は4月から6月にかけて増えるため、春の運動や入学の時期は配るのに合ったタイミングです。

高齢者には夕方の外出で使う反射材を

警察庁によると、2025年の交通事故の死者は2,547人で、歩行中に亡くなった人の約7割が65歳以上でした。亡くなった歩行者の67.2%は夜間の事故で、2021〜2025年の合計で見ると、夕暮れ時の死亡事故は10〜12月が7〜9月の約1.7倍です。

高齢者には、靴のかかとや杖、買い物かばんに付ける反射シールや、手首に巻く反射バンドが向いています。JAFの記事でも、反射材メーカーが勧める付け方として、車のライトが当たる低い位置が紹介されています。

自転車に乗る人には自転車に付ける品を

2026年4月から、16歳以上の自転車の交通違反に「青切符」が使われるようになり、ヘルメットは2023年4月から全年齢で着用の努力義務になりました。警察庁によると、自転車の事故で亡くなった人の約5割が頭部に致命傷を負っています。

自転車に乗る中高生や大人には、自転車に付ける反射材やライト、ヘルメットに貼る反射シールなど、乗るたびに目にふれる品がよいでしょう。2026年の秋の運動でも、自転車の交通ルールを理解して守ることが重点の1つでした。

イベントの来場者には持ち帰りやすい実用品を

街頭キャンペーンや地域のイベントには、年齢も目的もさまざまな人が来ます。ボールペンやクリアファイル、エコバッグのように、だれでも使えて持ち帰りやすい実用品が向いています。

反射材を付けたエコバッグのように、実用品と安全用品を組み合わせた品なら、買い物のたびに夜道の安全を思い出してもらえるでしょう。ほかの配布品をエコバッグに入れて渡せば、持ち帰りやすさも上がります。

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防災や人権などテーマ別の啓発グッズ

防災や人権、福祉の啓発でも、テーマに合う実用品と、テーマの色やキャラクターを入れた品を組み合わせると伝わりやすくなります。啓発の日や週間に合わせて、配る時期も決めましょう。

防災の啓発はホイッスルやライトが定番

防災の啓発では、ホイッスルや携帯ライト、非常用の持ち出し袋など、いざというときに役立つ品が選ばれています。RONECTのノベルティのおすすめ10選の記事でも、ホイッスルとライトとボールペンが1つになった品を、普段から持っておける防災グッズとして紹介しています。

消防や防災のキャラクターがある組織なら、キャラクターに通報の番号や標語を添えると、子どもにも覚えてもらいやすいはずです。東京消防庁のマスコット「キュータ」も、胸に消防への通報電話番号「119」が入っています。

人権や福祉の啓発はテーマの色で伝える

人権や福祉の啓発には、テーマを表す色が決まっているものも少なくありません。4月2日の世界自閉症啓発デーは「癒やし」や「希望」を表す青、11月の児童虐待防止のキャンペーンはオレンジリボンが目印です。

啓発品にもテーマの色をクリアファイルやエコバッグ、マスコットの服やリボンに使うと、何の啓発かがひと目で伝わります。色を合わせておけば、同じ時期に行われるライトアップやポスターとも足並みがそろうでしょう。

啓発の日や週間に合わせて配る

啓発品は、テーマごとの日や週間に合わせて配ると、ほかの催しや報道とも重なって目にふれやすくなります。主な時期は次のとおりです。

啓発品を配る主な時期
  • 春の全国交通安全運動(例年4月6日〜15日)
  • 世界自閉症啓発デー(4月2日)
  • 防災週間(8月30日〜9月5日)
  • 秋の全国交通安全運動(9月21日〜30日)
  • 秋季全国火災予防運動(11月9日〜15日)
  • 児童虐待防止のキャンペーン(11月)
  • 人権週間(12月4日〜10日)

春の交通安全運動は、統一地方選挙の年には5月にずれることがあります。年末にも都道府県ごとの運動があるので、配る日から逆算して注文の時期を決めておきましょう。

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広報マスコットをぬいぐるみにして配る方法

広報マスコットのぬいぐるみやマスコットキーホルダーは、全員に配る実用品と組み合わせ、数を絞って長く残す品として使うと、予算の中で取り入れやすくなります。作る前に、キャラクターの権利と子どもへの安全も確かめておきましょう。

警察や自衛隊のマスコットもぬいぐるみになっている

警視庁のマスコット「ピーポくん」の使い方を定めた要綱には、使ってよい物の例として「風船、ぬいぐるみ等のがん具類」が書かれています。実際に警視庁は2015年、修学旅行で訪れた中学生に、お礼としてピーポくんのぬいぐるみを贈りました。

自衛隊茨城地方協力本部も2026年1月、マスコット「にゃっとら」の高さ100cmのぬいぐるみを3個作るための仕様書を公開しました。募集の担当課が、サイズ・素材・加工・梱包・数量や、作る前に生地と色見本を確かめることまで書いて、調達を求めています。

全員に配る品と数を絞る品を組み合わせる

ぬいぐるみは実用品より単価が高いので、参加者全員には反射材や文具を配り、マスコットは数を絞って配る組み合わせが現実的です。富山県滑川市は2011〜2013年度に、市のキャラクター「きらりん」をあしらった反射マスコットなどを作って配り、作成後の報道発表で地元の新聞2社に取り上げられました(内閣府の2013年の調査報告)。

一方で同市の担当者は、配った成果を数字で示すのは難しいとも答えています。配る前に、反射材を付けている人の割合や参加者のアンケートなど、報告に使う物差しを決めておくと説明しやすいでしょう。

交通安全教室のごほうびや抽選の景品に使う

数を絞ったマスコットは、交通安全教室を受けた子どもへのごほうびや、クイズや抽選の景品に向いています。滑川市でも、幼児の交通安全教室に年3回以上参加した園児に、オリジナルの反射シールを配っていました。

反射材を付けたマスコットを作るときは、効果を大きく見込みすぎないことも大切です。科学警察研究所の研究者の論文で紹介された海外の実験では、小さな札状の反射材(反射タグ)は発見距離が約1.4倍、反射バンドは約4倍と、伸び方に差がありました。マスコットは持ち歩いてもらうきっかけと考え、反射バンドや靴のシールと一緒に配りましょう。

子どもに渡すときの安全とキャラクターの権利

6歳未満の子どもが遊ぶぬいぐるみは、食品衛生法のおもちゃの決まりの対象で、無料で配る場合も含まれます。消費者庁は、子どもの口の大きさは直径約4cmで、それより小さい部品は誤飲のおそれがあると注意しています。さらに2025年12月25日からは、3歳未満の子が使うことを想定したおもちゃに子供PSCマークが必要になりました。保育園などで配るなら、3歳未満向けか3歳以上向けかを先に決め、部品が外れにくい作りとあわせて制作会社に確かめましょう。

キャラクターの権利も確かめます。外部のデザイナーから著作権を譲り受ける契約に、著作権法第27条・第28条の権利も含むと明記されていないと、立体にする権利などは作者に残ると推定されます。譲渡の契約そのものが無ければ、権利は作者のままです。組織の中にマスコットの使い方の決まりがあることも多いので、広報の担当課にも確認してください。

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啓発グッズの発注の流れと費用・納期

広報マスコットのぬいぐるみは、RONECTの参考料金で高さ8〜15cm・100個なら1個1,000〜1,800円ほど、相談から納品まで約2〜3か月が目安です。自治体の契約の決まりと、運動の時期から逆算して頼みましょう。

マスコットのぬいぐるみの1個あたりの値段

ぬいぐるみの値段は、大きさで大きく変わります。RONECTがぬいぐるみの価格表で公開している、100個を注文した場合の1個あたりの参考料金は次のとおりです。

高さ1個あたりの参考料金
8〜15cm1,500〜1,800円
20〜30cm2,000〜3,000円
40cm3,000〜4,000円
80cm15,000円〜

同じページには、高さ約8cm・100個からで1個約1,000円という参考例もあります。最低ロットは100個からで、500個からは価格が安くなり、本体のほかにサンプル代が20,000〜30,000円かかる点も見込んでおきましょう。

見積もりから納品・支払いまでの流れ

自治体の契約は入札が原則ですが、金額が小さければ随意契約にできます。2025年4月1日施行の政令改正で、国が示す上限は、財産(物品)の買い入れで都道府県と政令指定都市が300万円、それ以外の市町村が150万円になりました。ただし実際の上限は自治体ごとの規則で決まるため、オリジナル品をどの区分で扱うかも含めて、契約の担当課に確かめてください。

国の会計の決まりでは、随意契約でもなるべく2人以上から見積書を取ることになっていて、同じ考え方を規則で定める自治体もあります。サイズ・数量・付属品・納期・送料をそろえて頼むと比べやすいでしょう。納品と検査のあとに請求書を出し、そこから30日以内に支払われるのが基本の流れです。

交通安全運動の時期から逆算して頼む

全国交通安全運動は、例年、春は4月6日から15日、秋は9月21日から30日に行われます。ただし春は統一地方選挙の年(2019年・2023年)に5月11日から20日になり、次の2027年も統一地方選挙の年なので、1〜2月に決まる推進要綱で日程を確かめてください。秋の運動で配るなら6月ごろには相談を始めると、サンプルの確認まで余裕を持って進められます。春の運動なら、海外の工場が長く休む春節(旧正月)をはさむので、前の年の12月ごろまでに相談しておくと安心です。

その年度の予算で買う品は、原則として3月31日までに納品してもらう必要があります。来年度に新しい品を配りたいなら、秋の予算要求の前に見積もりを取っておくと、予算を組みやすくなるはずです。

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RONECTで広報マスコットのグッズを作る場合

株式会社RONECTでは、広報マスコットのぬいぐるみやマスコットキーホルダーを100個から相談できます。完成イメージの作成からサンプル、量産、国内への納品まで、まとめて任せられるのが特長です。

完成イメージをAIで無料で作れる

RONECTでは、AIを使った完成イメージ画像の作成を無料で行っています。マスコットの絵しかない段階でも、ぬいぐるみになった姿を、サンプルを作る前に確かめられます。

庁内や団体の中で企画を説明するときに、画像を見せられるのは心強いですよね。なお、AIの画像はあくまで完成イメージのため、実際の製品とは形や色が異なる場合があります。

大きさや生地・付属品まで相談できる

サイズや生地、刺繍、綿の量、付属品、パッケージなど、細かな仕様も相談の対象です。デザインや予算を伝えると、作り方と費用のバランスを考えた仕様を提案してもらえます。

キーホルダーの金具や、標語を入れるタグ、小さな子どもに渡す場合の部品の付け方など、配る場面に合わせた希望も、まとめて相談してみてください。

日本人の担当者が工場とのやり取りを受け持つ

RONECTでは、中国語に対応できる日本人の担当者が、中国の提携工場と直接やり取りしています。中間の業者を通さないため余分な費用を抑えられ、マスコットの細かな修正の希望も中国語で工場に伝えられます。

サンプルの修正から量産、検品、輸入、日本国内の指定先への納品まで一括で対応するので、海外の工場と自分で交渉する必要はありません。相談と見積もりは無料です。

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まとめ

交通安全グッズ・啓発グッズは、身につける安全用品、毎日使う実用品、手元に残るマスコットの3つに分け、配る相手と時期に合わせて選ぶと効果が続きます。広報マスコットのぬいぐるみは、数を絞って長く残す品として実用品と組み合わせるのが現実的です。

まずは次の運動の日から逆算し、配る相手と数、予算をそろえて見積もりを取ってみましょう。

株式会社RONECTでは、AIによる完成イメージ画像の作成から国内への納品まで、日本人の担当者がぬいぐるみ制作をサポートしています。お気軽にご相談ください。

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