オリジナルクッションの作り方|形・印刷の選び方と費用・ロット

オリジナルクッションの作り方|形・印刷の選び方と費用・ロット

「自社のキャラクターやロゴで、オリジナルクッションを作って配りたい」。そう思っても、四角や丸、ダイカット、立体のどれにするか、何個からいくらで作れるのか、迷うことは多いですよね。配るときや売るときに守る決まりがあるのか、という不安も重なります。

そこで本記事では、クッションの形の違いから、印刷・生地・中綿の選び方、ノベルティや物販で使われた例までを順に紹介します。配る・売る・飾るといった使う場面に合う作り方を、同じ物差しで比べながら選べるはずです。

あわせて、頼む流れと費用の考え方、配る前に確かめたい景品・表示・安全の決まりも同じ流れで解説します。

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目次

オリジナルクッションの形は定型・ダイカット・立体

オリジナルクッションの形は、四角や丸など決まった形の定型、絵の形に切り抜くダイカット、ぬいぐるみのような立体の3つです。絵柄を広く見せるなら定型、形そのものを見せるならダイカット、抱き心地や存在感を求めるなら立体が向いています。

四角や丸の定型は絵柄を広く見せやすい

四角や丸の定型クッションは、決まった形の布に絵や写真、ロゴを印刷するので、絵柄を広く見せやすい形です。表と裏の両面に絵を入れたり、端まで柄を広げたりもできます。片面だけ刷るなら、裏の無地の色を絵に合わせて選ぶと仕上がりがまとまります。

形が決まっているぶん新しく型を作る手間が少なく、配る数が多いノベルティにも使いやすい形です。部屋のソファや椅子に置いて毎日使ってもらえれば、ロゴやメッセージが目に入る機会も増えるでしょう。

ダイカットは絵や商品の形をそのまま見せる

ダイカットクッションは、キャラクターや商品の輪郭に沿って生地を切り抜いて作るクッションです。2024年8月には、ゲーム機のコントローラーをモチーフにしたダイカットクッションが、家具チェーンからライセンス商品として発売されました。

形そのものがブランドの目印になるので、キャラクターやロゴの形がはっきりしている場合に向いています。作り方と入稿データの注意は、ダイカットクッションとは?ぬいぐるみとの違いと作り方・費用の目安で詳しく紹介しています。

立体のクッションは抱き心地と存在感が強い

キャラクターの形を型紙から立体に縫い上げるクッションは、ぬいぐるみに近い作りで、抱き心地と存在感が強いのが特徴です。横や後ろから見ても形がそろうので、店頭や受付に置いても目を引きます。大きさと綿の量で形の張りが変わるため、試作で抱き心地を確かめておきましょう。

一方で、型紙とサンプルを一から作るため、定型やダイカットより準備に手間がかかります。小さな子どもが手にする品なら、ぬいぐるみと同じく安全の確認も増える点に気をつけましょう。

飾る・座る・抱く・配るで形を選ぶ

形は、受け取った人がクッションをどう使うかで選ぶと決めやすくなります。

使い方向く形理由
ロゴや写真を見せる四角・丸絵柄を広く出せる
形で目を引くダイカット輪郭そのものが目印
抱く・飾る立体抱き心地と存在感
観戦で座る薄い四角たためて運びやすい

迷ったら、配る場面と受け取る人を先に決め、そこから形を絞りましょう。同じキャラクターでも、来場者に配るなら定型やダイカット、店頭の看板にするなら立体、と使い分ける方法もあります。

クッションの種類と使い道別の記事
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オリジナルクッションの印刷・生地・中綿の選び方

写真や多色の絵は昇華転写プリント、ロゴや名入れは刺繍が向いていて、中綿はわた・ビーズ・ウレタンで使い心地が変わります。生地は、選んだ印刷の方法に合わせて決めましょう。

写真や多色の絵は昇華転写プリントで出す

写真やグラデーションのある絵は、昇華転写プリントで出す方法がよく使われます。布用プリンターのメーカーのミマキエンジニアリングによると、昇華転写は熱で染料を生地に移して染める印刷で、生地の風合いを残しながらきれいに発色します。

ただし、使える生地はポリエステル系に限られ、濃い色の生地には向きません。同じく布用プリンターを作るエプソンも、ポリエステル素材なら発色よく、細かい絵まで刷れると説明しています。

黒や紺の生地に刷りたいときは、顔料インクで直接刷る別の方法を相談しましょう。

ロゴや名入れは刺繍で特別感を出す

ロゴや名前、記念の文字は、糸で縫い表す刺繍にすると光沢と立体感が出て、特別感が増します。刺繍機メーカーのタジマによると、上糸には発色と光沢のよいレーヨン糸と、丈夫で切れにくいポリエステル糸が主に使われます。

同社は2026年2月の展示会で、プリントの上に刺繍を重ねて、平面のデザインに立体感と高級感を加える提案もしていました。タジマは細い糸が繊細な刺繍に向くとも説明していますが、細い線や小さい文字がどう出るかは、どちらの方法でも試作で確かめると安心です。

中綿はわた・ビーズ・ウレタンで使い心地が変わる

中綿は、ふんわりさせたいならポリエステルのわた、軽くして体に沿わせたいなら発泡ビーズ、座っても形を保ちたいならウレタンが目安です。

中綿特徴向く使い方
ポリエステルのわたふんわりした手ざわり抱く・飾る
発泡ビーズとても軽い体に沿わせる
ウレタン高弾性ならへたりにくい座る

発泡スチロール協会によると、発泡スチロールは体積の約98%が空気でできています。ウレタンフォーム工業会によると、高弾性のウレタンは押しても戻りやすく、へたりにくいのが特徴です。

ウレタンは種類を問わず、火が付くと燃え広がるおそれがあるので、同会は火気を近づけないよう呼びかけています。

わたの種類と詰める量の目安は、ぬいぐるみの綿の種類と選び方も参考にしてください。

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ノベルティや物販でオリジナルクッションを使う例

オリジナルクッションは、スポーツの来場者プレゼント、食品メーカーのキャンペーンの賞品、自治体キャラクターのグッズなど、配る場面でも売る場面でも使われています。どの例も、使う場面に合わせて形と大きさを決めているのが共通点です。

スポーツの来場者プレゼントに配った例

Jリーグのベガルタ仙台は2026年4月4日の試合で、来場者先着12,000名に折りたたみのシートクッションを配る企画を告知しました。クラブカラーの金色の生地にエンブレムとスローガンを入れたもので、大きさは横44cm×縦27cmです。

入場ゲートで1人1個を手渡す形で、観戦の席でそのまま座って使えるつくりです。座って使う品なら、薄くて持ち帰りやすい形が向いていると分かる例ですね。チームカラーとエンブレムを入れるだけで、応援の道具にもなります。

食品メーカーがキャンペーンの賞品にした例

敷島製パンは2025年12月から2026年1月まで、「たっぷりホイップあんぱん」をイメージした直径約35cmのクッションを、キャンペーンの賞品として100名に用意しました。対象商品を3個買うと応募でき、中にブランケットをしまえる作りです。

春日井製菓も2026年10月から11月末まで、「グミだよ。」の直径約30cmのオリジナルクッションを、購入レシートで応募する抽選の賞品にしています。商品の形や色をクッションにすると、毎日目に入る場所に置いてもらえる賞品になるでしょう。

自治体のキャラクターのクッションを売る例

静岡県湖西市のキャラクター「うなぽん」では、市が承認した民間のグッズとしてクッションが販売され、昼寝のまくら代わりにも使えると紹介されています。市はデザインを使うときの案内を出しており、承認を受けてから商品にする流れです。

自治体や他社のキャラクターでクッションを作るなら、使用の承認や許諾を先に取るのが前提になります。社内で描いたものや著作権を譲り受けたものなど、自社で権利を持つキャラクターなら社外の許諾は要らず、企画から試作まで進めやすいでしょう。

ノベルティの配り方と数の決め方は、ノベルティ用ぬいぐるみの選び方でも紹介しています。

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オリジナルクッションを頼む流れと費用・ロット

1個だけを決まった形で作るなら印刷サービス、刺繍や立体の形、数百個の仕上がりをそろえたいなら、相談しながら作る制作会社が向いています。費用は大きさ・形・印刷する面・数で決まり、使う絵柄の権利は頼む前に確かめておきましょう。

1個か数百個かで合う頼み先が変わる

定型やダイカットを、決まった生地と大きさで1個から作るなら、ネットで注文できる印刷サービスが手軽です。刺繍や立体の形、生地や中綿の指定、1個ずつの包装まで決めたいなら、相談しながら作る制作会社が向いています。

ノベルティで数百個を配るなら、試作で色と形を確かめ、量産でも同じ仕上がりにそろえられるかが大切です。頼み先を比べる観点は、ぬいぐるみ制作の依頼先の選び方でまとめています。

費用は大きさ・形・印刷する面・数で決まる

費用は、大きさ、形、片面か両面か、刺繍の有無、中綿の量、作る数で決まります。ダイカットや立体は形に合わせた型を作るぶん手間がかかり、同じ大きさの定型より高くなりやすい点も覚えておきましょう。

型や試作の費用は数に関係なく一度かかるので、作る数が多いほど1個あたりの値段は下がります。配る日が決まっているなら、試作の確認に使う日数も含めて早めに相談すると安心です。

数ごとの単価の考え方は、ぬいぐるみの作成費用の内訳と数量別の単価で紹介しています。

使う絵柄の権利を先に確かめておく

クッションに使う絵や写真、ロゴは、自社で権利を持つものか、権利者の許可を得たものに限ります。文化庁によると、外部のデザイナーやデザイン会社に描いてもらった絵は、お金を払っても著作権は描いた側にあるので、商品に使える範囲を契約で決めておきましょう。

ロゴが商標登録されていれば、登録した会社がその商品の分野で独占して使えると特許庁は説明しています。他社のキャラクターやロゴを許可なく入れたクッションは、配るだけの非売品でも権利の侵害になりえます。

詳しくはぬいぐるみの著作権の記事で確かめてください。

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配る・売る前に確かめる景品と表示・安全の決まり

購入者や来店者にもれなく配るクッションには、景品表示法の上限がかかることがあります。品質表示の義務はなくても素材と手入れは伝え、子どもが手にする品はおもちゃの決まりも確かめましょう。

購入者や入場者に配るなら景品の上限がある

商品を買った人などにもれなく配るクッションは「総付景品」に当たり、値段に上限があります。消費者庁によると、2026年11月時点で取引価額が1,000円未満なら200円まで、1,000円以上なら取引価額の10分の2までです。

この上限は、2026年7月の規制改革実施計画で引き上げを検討することになり、2027年に結論が出る予定です。配る時期に、消費者庁のページで金額を確かめましょう。

買い物を条件にせず来店者に配る場合も、原則として200円までとされています。商品を買った人の中から抽選で当てる賞品は「一般懸賞」で、取引価額5,000円未満なら20倍まで、5,000円以上なら10万円まで、賞品の総額は売上予定総額の2%までです。

社名を広告するための品で適当な限度のものは上限の対象外ですが、クッションが当たるかは個別の判断になります。購入特典にするなら、取引価額と上限を先に確かめましょう。

品質表示は義務でなくても素材と手入れを伝える

クッションは、家庭用品品質表示法で表示が義務の品目には入っていません。消費者庁は、景品やノベルティとして配る品も同法の対象外と説明しています。

それでも、売る品や毎日使う品なら、素材と洗濯表示をタグや下げ札で伝えると親切です。

濃い色と淡い色を組み合わせた柄は、濡れると色が移る「色泣き」が起きることがあると、カケンテストセンターは説明しています。濃淡の配色にするなら、試作を濡らして色移りを確かめるか、洗濯の注意を下げ札に書いておきましょう。

子どもが手にする品はおもちゃの決まりも確かめる

乳幼児が遊ぶような作りのクッションは、食品衛生法の「指定おもちゃ」に当たる場合があるので注意が必要です。厚生労働省(当時)のQ&Aでは、宣伝のために大勢へ無料で配る場合も規制の対象とされています。

無料で配る品も、無料というだけでは製造物責任法の対象から外れないと消費者庁は説明しているので、安全の確認は制作会社と一緒に進めましょう。

赤ちゃんの寝床に柔らかいクッションを置かないよう消費者庁も呼びかけているので、出産の記念品は飾るものとして渡すと安心です。年齢ごとの決まりはSTマークとは?ぬいぐるみに必要な安全基準で紹介しています。

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オリジナルクッションをRONECTに頼む場合

株式会社RONECTは、オリジナルぬいぐるみやマスコットキーホルダーを作る会社で、クッションの商品ページも公開し、1個からの相談が可能です。キャラクターの形を立体にしたクッションは、ぬいぐるみとして相談できます。

クッションもぬいぐるみも1個から相談できる

RONECTはクッションの商品ページで、クッションを1個からオーダーメイドで受けると案内しています。料金は数や仕様で変わるので、絵と大きさ、数をうかがって見積もる形です。

商品ページでは、円形や星型などの形、縁取りの色や刺繍・ワッペンのアクセントといったデザインのコツも紹介しています。絵の形に切り抜くダイカットや、プリントの方法、片面か両面かは、見積もりの相談で確かめてください。

キャラクターの立体クッションはぬいぐるみで作る

キャラクターを立体にしたクッションは、ぬいぐるみとして型紙から作ります。RONECTには、キャラクターのぬいぐるみが小さな座布団に座った品の商品ページもあり、大きさや生地、刺繍、綿の量も使い道と予算に合わせて提案しています。

ぬいぐるみの参考料金は、100個注文したときで高さ20〜30cmが1個2,000〜3,000円、40cmが3,000〜4,000円です。サンプル代が別に20,000〜30,000円かかり、料金の表はRONECTのぬいぐるみ制作のページにあります。クッションとしての料金は、見積もりで確かめてください。

期間の目安とAIの完成イメージ

期間はRONECTの場合、サンプルに約2週間、量産に約30〜40日、全体で約2〜3か月が目安です。クッションの商品ページにも同じ目安があり、仕様や修正の回数、数量、輸送の状況によって前後します。配る日が決まっているなら、早めに相談してください。

ご希望をうかがって、AIで完成イメージの画像を無料で作るので、社内の企画会議にも出しやすくなります。画像はイメージのため、実物と形や色が違う場合がある点はご注意ください。

中国の提携工場と組み、サンプルから検品・輸入・国内への納品まで引き受けるので、海外とのやり取りを自分で行う必要はありません。頼む流れはオリジナルぬいぐるみ制作の流れと費用で紹介しています。

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まとめ

オリジナルクッションは、絵柄を広く見せるなら四角や丸の定型、形で目を引くならダイカット、抱き心地を求めるなら立体が向いています。写真は昇華転写プリント、ロゴや名入れは刺繍と、印刷の方法も見せたいものに合わせて選びましょう。

まずは配る場面と数、配る日を決め、購入特典なら景品の上限も確かめてから相談するのが近道です。

株式会社RONECTでは、オリジナルぬいぐるみを1個から、100個以上の量産まで承っています。クッションやキャラクターの立体クッションも、完成イメージの作成からお気軽にご相談ください。

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