「市のキャラクターの着ぐるみを制作したいけれど、いくらかかって、どこに頼めばいいのだろう」。初めての担当になると、予算の根拠がつかめず、イベントの日に間に合うのかも分からず不安になりますよね。作ったあとの手入れや中に入る人の安全まで考えると、決めることの多さに戸惑う方もいるでしょう。

そこで本記事では、着ぐるみ制作の費用の目安と金額が変わる理由、種類の選び方、制作の流れと期間、頼む前にそろえることを順に紹介します。予算の申請や日程の逆算に使える見通しが立つはずです。

あわせて、作ったあとの運用と安全、デザインの権利の決め方、同じキャラクターのグッズの作り方も同じ流れで解説します。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

着ぐるみ制作の費用の目安と金額が変わる理由

着ぐるみを1体作る費用は、制作会社の公開価格で50万〜180万円ほど、自治体の発注例で1体60万〜120万円ほどが目安です。頭身や形、付属品で金額が変わり、作ったあとのクリーニングや修理の費用もかかります。

制作会社の公開価格は50万〜180万円ほど

2026年10月時点で公開されている国内の着ぐるみ制作会社5社の価格では、体全体を作る場合でおおむね50万〜180万円ほどでした。頭だけを作るなら30万〜80万円台、海外の提携工房で作る会社には30万円前後からのところもあります。

どの会社も「〜から」という下限の表示で、税込みか税抜きかもそろっていません。同じ条件で複数の会社に見積もりを頼み、何が含まれているかまで比べることが大切です。

自治体の発注例は1体60万〜120万円ほど

予算を組む根拠には、自治体が公開している発注の金額が役立ちます。主な例は次のとおりです。

発注者時期中身税込みの金額
横浜市保土ケ谷区2026年契約新しく1体分契約額 約115万円
松阪市2024年同じ見た目で作り直し1体契約額 約61万円
尾張旭市2024年エアー型2体上限 242万円
秋田県2024年エアー型1体上限 100万円
京都市上京区2026年エアー型1体の作り直し上限 100万円

上限は公募のときの見積もりの限度額で、実際の契約額とは違います。横浜市保土ケ谷区は最初の入札が不成立(不調)になったあと、1社と契約しました。予算と日程には、やり直しの余裕も見ておくと安心です。

頭身や形、付属品で金額が変わる

金額を大きく左右するのは、頭身(頭と体の大きさの比率)、デザインや形の複雑さ、衣装や小物の有無です。キャラクターのデザインから頼む場合は、別に料金がかかります。

手袋や靴の予備、保冷剤を入れる冷却ベスト、収納ケース、名札なども付属品として追加になります。急ぎの制作は割増になる会社もあるので、見積もりでは何が含まれ、何が別料金かを一覧で確かめましょう。

クリーニングや修理の費用も予算に入れる

着ぐるみは作って終わりではなく、維持にもお金がかかります。制作会社が公開している料金(2026年10月時点)では、丸洗いのクリーニングが1回3万〜5万円台、ほつれや破損の修理が数千円から20万円ほど、倉庫で預かってもらう保管が月2.5万円でした。

財務省の2014年度の予算執行調査では、独立行政法人の着ぐるみ48体の平均単価は約59万円で、年間の出番は平均19日でした。年5日しか使わないのに維持費が年100万円を超える例もあり、作る前に「年に何日、どこで使うか」を決めておく大切さが分かります。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

着ぐるみの種類と使い方に合う選び方

着ぐるみには、頭が硬いウレタン型と、空気でふくらむエアー型、頭はウレタンで体はエアーの組み合わせ型があります。使う季節や場所、動き方、保管場所で選びましょう。

頭が硬いウレタン型は表情を出しやすい

ウレタン型は、硬い素材で頭の形を作るので、目や鼻のはっきりした顔を再現しやすい型です。頭身の高い型なら体はやわらかく作り、人に近い動きも可能です。

そのかわり重くなりやすく、ある制作会社の目安では5〜15kgと、中に入る人の負担が大きくなります。型を問わず、着ぐるみの頭は密閉されやすく、冬の屋外でも熱がこもると注意を促す自治体もあります。

空気でふくらむエアー型は軽く涼しい

エアー型は、電池で動く送風機で空気を送り続け、風船のように形を保つ型です。同じ制作会社の目安では重さは3〜8kgほどと軽く、体に密着しないので涼しく、空気を抜けば小さくたためて保管や運搬も楽になります。

一方で、電池や送風機が欠かせません。秋田県は電池1個で90分以上動くこと、京都市上京区は1回の充電で2時間ほど使えることを求め、どちらも予備の電池を発注に含めました。最近の自治体の発注では、エアー型を指定する例が目立ちます。

季節や場所、保管場所で型を選ぶ

夏の屋外のイベントが多い、保管場所が狭いならエアー型、顔の表情を正確に出したい、握手などの細かな動きが多いならウレタン型が向いているでしょう。横浜市保土ケ谷区のように、頭はウレタンで再現性を高め、体はエアーにする組み合わせ型を選ぶ例もあります。

形の決め方は、中に入る人の重さや暑さの負担で考えるのが近道でしょう。どの型が合うか迷うときは、使う場面と年間の出番を伝えて、制作会社に提案してもらうのも一つの方法です。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

着ぐるみ制作の流れと期間・依頼前の準備

着ぐるみ制作は、見積もりのあと図面や生地の見本、形の土台を確かめながら進み、制作だけで2か月ほどかかります。使い始める日の半年前には頼み先を決め、自治体なら契約の方式も先に確かめておきましょう。

絵と中に入る人の身長を先に決める

見積もりを頼む前に、次のことをそろえておくと、同じ条件で複数の会社を比べられます。キャラクターの絵は正面の1枚や手描きのラフでも概算は出ますが、正面・横・後ろの3面がそろうと見積もりが正確になります。

見積もりの前にそろえること
  • キャラクターの絵(正面・横・後ろ)
  • 中に入る人の身長の幅
  • 使う場面(屋内か屋外か、季節)
  • 使い始める日と予算
  • 何年くらい使うか

身長はとくに大切です。自治体の仕様書では155〜175cmのように幅で決める例が多く、身長が合わないと足とのつなぎ目が見えるなど、見た目が崩れてしまいます。

図面や生地見本を確かめながら進む

一般的な流れは、見積もり、発注、図面と生地見本の確認、形の土台(芯材)づくり、仕上げ、納品の順です。発注者が確かめるのは、主に図面、生地の見本、形の土台の3つになります。

立体の画像(3Dモデル)で形を確かめてから作る会社もあり、庁内や社内の承認の資料にも使えます。横浜市保土ケ谷区は、デザインの確認を最低3回行うと仕様書に書きました。確認の回数や方法は、契約の前に決めておきましょう。

使い始める日の半年前には頼み先を決める

制作会社が公開している期間は、通常2か月ほどからで、混み合う時期には8〜9か月かかる可能性を示す会社もあります。料金を上乗せして急いでくれる会社もありますが、受けられるデザインや時期は限られるので注意が必要です。

自治体の発注では、契約から納品まで約半年を取る例が多く見られます。尾張旭市は、5月に契約して11月中旬に完成させ、12月から使い始める予定を仕様書に示していました。公募や入札の準備に1か月以上かかることも考え、使い始める日の半年以上前には頼み先を決めると安心です。

自治体は契約の方式を先に確かめる

自治体は原則として入札で契約しますが、金額が一定以下なら見積もり合わせなどで決められます。上限は地方自治法施行令で決まっていて、2025年4月に引き上げられました。市町村の場合、製造の請負は200万円、物品の買い入れは150万円、委託などは100万円で、都道府県と政令市はその2倍です。

着ぐるみの発注がどの種類の契約にあたるかも、自治体によって違います(横浜市保土ケ谷区は委託、松阪市は物品)。実際の額は自治体ごとの規則で決まり、上限より低いこともあります。

同じ1体100万円前後でも、入札を選ぶ自治体もあれば、デザインや動きやすさを点数で比べる公募型プロポーザルを選ぶ自治体もあります。まず契約の担当課に、どの方式になるかを聞いておきましょう。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

作ったあとの運用と中に入る人の安全

着ぐるみを使うときは、1回の着用を15〜30分ほどにして交代し、付き添いを付けるのが基本です。暑さ対策は、作るときの仕様と使うときの決まりの両方で考えましょう。

1回の着用は15〜30分で交代する

多くの自治体が、着ぐるみを貸し出すときの決まりで、1回の着用時間を定めています。西東京市は連続15分ほどまでで休憩は着用時間の2倍以上(2026年4月改定)、春日市は30分ほど、夏は20分ほどとしています。

このように、決まりは自治体によって15〜30分と幅があり、最近改定された決まりには、15〜20分と短めのものが目立つようです。中に入る人を2人以上用意して交代し、イベントの進行表に休憩の時間を組み込んでおきましょう。

付き添いを付けて合図を決めておく

着ぐるみの中は視界が狭く、段差や足元が見えにくいものです。付き添いの人が手を引いて段差を知らせ、子どもが引っぱったりぶら下がったりしたら止める役を担います。自治体の決まりでも、付き添いを1〜2人以上とする例が多く見られます。

中に入る人は、キャラクターのイメージを守るため声を出さないのが一般的です。「トイレ」「交代」「具合が悪い」を伝える合図を、前もって決めておきましょう。イベント中のけがや事故に備え、主催者として行事の保険を検討しておくと安心です。

暑さ対策は仕様と使い方の両方で考える

厚生労働省によると、2025年に職場の熱中症で亡くなった人と4日以上休んだ人は、あわせて1,803人(うち死亡19人)で、統計を取り始めた2005年以降で最も多くなりました。2025年6月からは、暑さ指数28度以上または気温31度以上の場所で、連続1時間以上か1日4時間を超える作業について、熱中症の疑いがある人を見つけたときの報告の体制と、体を冷やす・医療機関に連れて行くなどの手順を決めて、作業する人に知らせることが事業者の義務になりました。

着ぐるみを名指しした決まりではありませんが、職員や社員が中に入るなら対象になりうると考えておきましょう。作るときはエアー型や通気、冷却ベストを検討し、使うときは時間と交代、中止の基準を決めておきましょう。西東京市は、気温や室温が30度以上なら使用を見合わせるとしています。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

デザインの権利と契約で決めること

着ぐるみは、キャラクターの絵を制作会社が立体にしたものなので、元の絵の権利と、制作会社が作った図面や形の権利の両方が関わります。契約書で権利の行き先を決め、公募のデザインは要項で使い道を示しておきましょう。

著作権は27条・28条の権利を含めて受け取る

著作権法では、著作権をゆずり受ける契約で、作品を変形する権利(27条)と、それをもとにした作品を使う権利(28条)をはっきり書かないと、ゆずった側(作り手など)に残ると推定されます。グッズや別の形に使いたいなら、この2つの権利も含めて受け取る必要があります。

秋田県は着ぐるみの仕様書で、製作物の著作権を「著作権法第27条及び第28条に規定する権利を含」めて県に帰属させると定め、契約書の案にも同じ内容の条文を置きました。個別の契約の判断に迷うときは、弁護士などの専門家に確かめると安心です。

作り手には著作者人格権を行使しないと約束してもらう

作品を勝手に変えられない権利などの著作者人格権は、法律上ゆずることができません。そこで契約では、作り手に「著作者人格権を行使しない」と約束してもらう形をとります。

秋田県の契約書の案も、受託者は公表権、氏名表示権、同一性保持権を行使しないと定めました。あわせて、商標や意匠の登録が必要なときは県が出願人になるとしています。着ぐるみを長く使い、グッズにも広げるなら、最初の契約で決めておきたい点です。

公募のデザインは補作と商品化を要項に書く

キャラクターのデザインを公募で集めるなら、着ぐるみやグッズにするために形を整えることを、要項に書いておきましょう。泉南市の2014年の募集要項は、採用作品を一部補正・修正して使うことがあるとし、著作権や商品化権などの権利は市に帰属、受賞者は著作者人格権を行使しないと定めていました。

あわせて、自作で未発表のもの、他人の権利を侵さないものに限ると書く例が一般的です。着ぐるみの形に合わせて線を省いたり丸くしたりすることはよくあるので、応募者にも先に伝えておくと、あとで話がこじれません。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

同じキャラクターのグッズをRONECTで作る場合

着ぐるみが登場するイベントで、同じキャラクターの小さなぬいぐるみやマスコットを配ったり売ったりすれば、会場に来た人の手元にキャラクターが残ります。株式会社RONECTは、オリジナルぬいぐるみやマスコットキーホルダーなどを手がけるOEMの制作会社で、ぬいぐるみは100個から注文できます。

イベントで配る・売るマスコットを100個から

群馬県は2025年、県のキャラクターの約10cmのぬいぐるみマスコット(キーホルダー)を監修・制作し、誕生日イベントの会場で先行販売すると発表しました。キャラクターが登場するイベントと、手に取れるグッズを組み合わせた例です。

RONECTの参考料金では、100個注文時で高さ8〜15cmが1個1,500〜1,800円、サンプル代が別に2万〜3万円です。約8cm・約1,000円の制作例もあります。料金は仕様や為替で変わり、配送費が別になることもあるので、税込みか税抜きかも見積もりで確かめましょう。

自治体のマスコットの作り方は自治体のマスコット制作の記事で紹介しています。

完成イメージをAIで無料で作れる

RONECTの強みの一つが、AIを使った完成イメージ画像の無料作成です。着ぐるみと同じキャラクターのデザインや希望を伝えれば、サンプルを作る前に、ぬいぐるみやマスコットになった姿を画像で確かめられます。

庁内や社内で予算や企画を相談するときにも、画像があると話が進みやすいですよね。なお、AIの画像はあくまで完成イメージのため、実際の製品とは形や色が異なる場合があります。料金の目安や制作事例は、オリジナルぬいぐるみ制作のページで紹介しています。

日本人の担当者が工場とやり取りする

RONECTでは、中国語に対応できる日本人の担当者が、中国の提携工場と直接やり取りする体制です。サイズや生地、刺繍、綿の量、付属品、パッケージまで、予算に合わせて提案を受けられます。サンプルから量産、検品、輸入、国内への納品までまとめて任せられるのも心強い点です。

RONECTの制作期間の目安は、サンプル約2週間、量産約30〜40日、全体で約2〜3か月です。仕様や修正の回数、数量、輸送の状況で前後するので、着ぐるみのお披露目に合わせてグッズをそろえるなら、早めに相談しましょう。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。

まとめ

着ぐるみ制作の費用は、制作会社の公開価格で50万〜180万円ほど、自治体の発注例で1体60万〜120万円ほどが目安で、維持費もかかります。制作だけで2か月ほどかかるので、使い始める日の半年前には頼み先を決めましょう。

まずはキャラクターの絵と中に入る人の身長、年間の出番をそろえて、複数の会社に見積もりを頼んでみてください。

株式会社RONECTでは、着ぐるみと同じキャラクターのぬいぐるみやマスコットキーホルダーを100個から、完成イメージの作成から納品までサポートしています。お気軽にご相談ください。

\小ロットから格安でお届けします/

相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。