「卒園記念品の係になったけれど、子どもたちに何を選べば喜ばれるのだろう」。1人あたりの予算はいくらが妥当なのか、いつまでに注文すれば卒園式に間に合うのか、決めることの多さに戸惑う方も少なくないはずです。先生への品をどうするかという迷いも重なります。

そこで本記事では、卒園記念品を選ぶ前に決めることと、子どもに嬉しかった品を予算の帯ごとに紹介します。値段・最低数・納期を同じ物差しで比べられるので、保護者会でも選んだ理由を説明しやすくなるはずです。

あわせて、園のキャラクターをマスコットにする方法や、卒園式から逆算した準備、名前の集め方とのしの付け方も同じ流れで解説します。

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卒園記念品を選ぶ前に決める3つのこと

卒園記念品は、品物を探す前に「誰から誰へ贈るか」「1人あたりの予算」「作る数と卒園式の日」の3つを決めると、候補を絞りやすくなります。この3つで、選べる品と注文の締め切りが変わるからです。

誰から誰へ贈る記念品か

卒園記念品の主な向きは、保護者会から子どもへ、保護者から先生へ、卒園児から園へ、園から卒園児へ、などです。園が卒園アルバムを用意し、保護者が共同で子どもや先生への品を準備する、という分担もよく見られます。

子どもへの品なら小学校で使える物や思い出に残る物、園への品なら在園児が使える物と、向きによって選び方が違ってきます。係になったら、まず前年の係や園に、何をどの向きで贈ったかを聞いておくと安心です。

保護者会の予算と1人あたりの相場

卒園記念品の1人あたりの相場は、500〜3,000円ほどと幅があるとされます。保護者会費がある園では、その範囲で決めることが多いようです。

会費で足りないときや新しく集金するときは、紙のアンケートで希望の金額と賛否を聞く方法があります。「500〜1,000円」「1,000円台」「2,000円台」のように選択肢を作ると答えやすく、匿名なので反対の意見も出しやすいのが利点です。

作る数と卒園式までの日数

作る数は、卒園児の人数に予備を足して決めます。文部科学省の令和7年度の学校基本調査の人数を園の数で割ると、年長(5歳児)は1園あたり幼稚園で約31人、幼保連携型認定こども園で約28人です。多くの園では、数十人分を用意することになるでしょう。

次に、卒園式の日から逆算しましょう。名前入りの既製品なら注文から1〜2週間ほどで届く店がある一方、園のオリジナルのぬいぐるみのように一から作る品は2〜3か月かかります。作りたい品によって、動き出す時期は秋か年明けかに分かれるのです。

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卒園記念品で嬉しかった品と選び方

卒園記念品で喜ばれやすいのは、小学校で使える実用品と、写真や名前でその子だけの物になった記念の品です。子育てメディアのHugKumが保護者に聞いたアンケートでも、鉛筆などの文房具や水筒、写真・似顔絵入りの品、キーホルダーが「うれしかった」品に挙がっています。

小学校で使える文具や名前入りの品

鉛筆や名前シールのような文具は、入学準備にそのまま使えるのが強みです。佐賀県のある小学校は、学習用具の「一つ一つのものに記名」を求めており、名前入りの鉛筆や名前シールは記名の手間を減らしてくれます。

ただし、学校で使う文具はシンプルな物を、と決めている小学校もあります。同じ佐賀県の別の小学校では、キャラクター付きの鉛筆を「△」、キャラクターの形の消しゴムを「×」としていました。文具を贈るなら、無地や落ち着いた柄にしておくと学校でも使ってもらえます。

写真や似顔絵を入れたその子だけの品

写真や似顔絵を入れた品は、同じ品でも一人ひとり違う物になるのが魅力です。マグカップやタオル、トートバッグに、クラスの集合写真や子どもの絵、似顔絵を印刷する作り方は、記念品の店でも定番になっています。

一人ずつ写真や絵を変える場合は、データを集める手間がかかります。子どもが描いた絵を使うなら、本人と保護者に了承を取ってから進めましょう。全員おそろいの集合写真にすれば、準備の手間はぐっと減ります。

時計やフォトフレームなど飾って残せる品

時計やフォトフレームは、子ども部屋に置いて長く残せる記念の品です。園名や卒園の年度を入れられる品もあり、大人になってから見返す楽しみがあります。

一方で、飾る品は置き場所や部屋の好みで使われ方が変わります。かさばらない大きさを選ぶか、写真を入れ替えられる物にすると、長く使ってもらいやすいはずです。時計なら、小学校に上がってから朝の支度に使える目覚まし時計にするのもよいでしょう。

園のキャラクターのマスコットやぬいぐるみ

園にキャラクターやシンボルの動物があるなら、それをマスコットやぬいぐるみにする方法もあります。千葉県山武市の公立こども園には、園舎の天井がきりんの首に似ていることから生まれた「なるきりくん」というキャラクターがいます。こうした園の顔を形にすれば、どこにも売っていない記念品になるでしょう。

ぬいぐるみは学校の持ち物ではないので、家に飾ったり休日のかばんに付けたりと、小学校の決まりを気にせず使えるのも利点です。一から作る場合の進め方は、後の章をご覧ください。節目に贈るぬいぐるみの選び方は、記念品におすすめのぬいぐるみでもまとめています。

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予算別に選ぶ卒園記念品の候補

1人あたり500円から1,000円ほどなら名前シールや名前入りの鉛筆、1,000円台なら写真入りの品や時計が選べるでしょう。2,000円前後まで出せるなら、オリジナルのぬいぐるみも候補に入ります。予算の帯ごとの候補と、値段・最低数・納期の違いは次のとおりです。

500円前後で選べる名前入りの品

500円前後の予算なら、名前シールや名前入りのキーホルダーが選びやすい帯です。2023年に発表された例では、名前シールの店が卒園記念のギフトを20人分から受け付け、1人あたり500円台で名前入りのシールやキーホルダーを用意していました。

名前入りの鉛筆も、1ダース700〜900円ほどの店があり、1,000円以内でそろえやすい品です。ただ、シールや鉛筆のような消耗品は使えばなくなるので、形に残る物を別に添えるかどうかを保護者会で決めておくとよいでしょう。

1,000円から2,000円で選べる品

1,000〜2,000円の予算になると、大きめの名前シールのセットや写真入りのマグカップ、時計など、選べる品が一気に広がります。名前入りの鉛筆と名前シールを組み合わせて、入学準備のセットにする方法もあるでしょう。

2,000円前後まで出せるなら、園のオリジナルのぬいぐるみやマスコットも候補です。RONECTの参考料金(100個注文時)は高さ8〜15cmで1個1,500〜1,800円、約8cmの制作例では約1,000円でした。別にかかるサンプル代を100人で割って足すと、1人あたりおよそ1,200〜2,100円の計算になります。

値段と最低数と納期で比べる

代表的な品を、1人あたりの値段、何人分から頼めるか、届くまでの日数で比べると次のとおりです。

品1人あたり何人分から届くまで
名前シールや名前キーホルダー500円台から20人分ほどから1〜2週間ほど
名前入りの鉛筆700〜900円ほど店で異なる1〜2週間ほど
既製の記念のクマ4,000〜5,000円ほど1個から店で異なる
園オリジナルのぬいぐるみ約1,200〜2,100円100個から約2〜3か月

値段・何人分から・日数は、名入れの店が発表した時点の条件と、RONECTの参考料金・最低ロット・制作期間をもとにした目安です。オリジナルのぬいぐるみはサンプル代2万〜3万円を含めた100個の場合で、総額は約12万〜21万円になります。

ぬいぐるみの値段はサイズや仕様、作りの複雑さ、為替で変わり、配送費が別にかかる場合もあります。名入れの品も2〜3月は注文が混み、届くまでの日数が延びやすい点に気をつけてください。

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園のマスコットを卒園記念品にする方法

園のマスコットを卒園記念品にするなら、園の了承を取ったデザインにし、100個に届く数の内訳を決め、小さな子が持つおもちゃとしての安全を確かめるの3つを押さえると進めやすくなります。どれも、注文の前に決めておきたい点です。

園章の色や制服を取り入れたデザイン

デザインは、園のキャラクターがあればそれを形にし、なければ園章の色や制服、スモック、帽子を身に着けた動物にする方法があります。園名や卒園の年度のような短い文字は刺繍で入れやすく、足の裏やタグに入れれば、ひと目で記念品と分かります。

園のキャラクターや園章を使うときは、先に園の了承を取りましょう。キャラクターを保護者や外部のデザイナーが描いた場合は、描いた人にも確かめておくと安心です。アニメなど他人のキャラクターは許可なくぬいぐるみにできないので、権利の考え方はぬいぐるみと著作権の記事も参考にしてください。

年長の人数と100個からの量産

オリジナルのぬいぐるみを量産する場合、RONECTの最低ロットは100個からが目安です。一方で、年長だけで100人を超える園は多くありません。文部科学省の令和7年度の学校基本調査をもとに計算すると、在園者が100人以下の幼稚園は全体の約3分の2を占めます。

100個にそろえる数え方の例
  • 年中や年少の在園児に配る分
  • 園に残して飾る分や翌年の予備
  • 同じ法人の複数の園でまとめる分
  • 年度を入れずに数年分を作る分

在園児の分を入れるときは、0〜2歳の子の分に注意が必要です。3歳未満向けのおもちゃには2025年12月から国の新しい安全の決まりがかかっているため、小さな子の分は別の品にするか、制作会社に相談してください。数がどうしても合わないなら、名入れの既製品を選ぶほうが無理がありません。

小さな子が持つ品として確かめる安全

卒園児は5〜6歳で、家には弟や妹がいることもあります。6歳未満の子が遊ぶぬいぐるみは、無料で配る記念品でも食品衛生法のおもちゃの決まりの対象になりうるため、材料が基準に合っているかを制作会社に確かめましょう。

形の面では、目や鼻を部品ではなく刺繍にすると、外れて口に入る心配を減らせます。消費者庁は、子どもの口の大きさは直径約4cmで、それより小さい物は誤飲のおそれがあると注意しています。ランドセルに付けたキーホルダーが引っかかった事例もあるので、家のかばんや部屋に飾る使い方をすすめると安心でしょう。

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卒園式に間に合わせる準備と渡し方

卒園記念品の準備は、作る品に合わせて注文の締め切りを決め、名前の確認と渡す場面を園と早めにすり合わせると、あわてずに進められます。先生への品は、受け取れるかどうかを先に確かめておきましょう。

卒園式から逆算した注文の締め切り

注文の締め切りは、作り方によって大きく変わります。2027年3月の卒園式なら、次の時期が目安です。

2027年3月の卒園式に向けた注文の目安
  • 名入れの既製品は1月中〜2月上旬
  • 既製のぬいぐるみは2月上旬まで
  • 園オリジナルのぬいぐるみは12月中旬に仕様確定

名入れの店には、年末までの注文に早期割引をつけるところがあり、2〜3月は納期が延びることもあります。オリジナルのぬいぐるみは、RONECTの目安でサンプルに約2週間、量産に約30〜40日、全体で約2〜3か月かかります。日数は仕様や修正の回数、数量、輸送の状況で変わるものです。

2027年の春節(旧正月)は2月6日で、中国の工場はその前後に長く休みます。10〜11月に相談を始め、12月中旬までにサンプルを確かめて仕様を決めておくと安心です。

名前の集め方とのしと渡し方

一人ずつ名前を入れるなら、各家庭に「記念品の名入れに使う」と目的を伝えて、名前の表記を確かめてもらいましょう。業者に渡すのは名入れに必要な名前だけにし、注文が済んだら一覧を返してもらうか消してもらうと、個人情報の扱いとしても安心です。

のしは、百貨店の高島屋が入園や入学のお祝いを「のしあり 紅白5本蝶結び」としています。卒園記念品もこれに合わせ、表書きは「卒園記念」などにして、下に「○○組 保護者一同」と贈り主を書く形が分かりやすいでしょう。式の中で渡したいときは、早めに園長先生に相談してください。

先生や園への記念品で気をつけること

先生への記念品は、贈る前に受け取れるかどうかを園に確かめましょう。公立幼稚園の先生は地方公務員で、保護者から物品を受け取らない決まりを設けている教育委員会があります。東京都教育委員会のガイドラインも、保護者を「利害関係者」とし、物品を受け取らないよう定めています。

公立の保育園の先生も自治体の職員なので、同じように園へ確かめておくと安心です。

品物が難しいときは、寄せ書きや手作りのアルバム、子どもたちの手紙なら気持ちを伝えやすいはずです。京都府のこども園では、卒園児が「小さい組に残していきたいもの」を話し合ってプレゼントを考えました。卒園児から園へ贈るなら、在園児に残せる物を選ぶのも一つの方法です。

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RONECTで卒園記念のマスコットを作る場合

株式会社RONECTでは、園のキャラクターや園章を取り入れたマスコットやぬいぐるみを100個から相談できます。完成イメージの作成からサンプル、量産、国内への納品まで、まとめて任せられるのが特長です。

完成イメージをAIで無料で作れる

RONECTでは、AIを使った完成イメージ画像の作成を無料で行っています。園のキャラクターの絵や、制服を着た動物のイメージを伝えれば、サンプルを作る前に仕上がりの雰囲気を確かめられます。

保護者会や園長先生に「こんな記念品になります」と画像で見せられるので、アンケートや話し合いも進めやすくなりますよね。なお、AIの画像はあくまで完成イメージのため、実際の製品とは形や色が異なる場合があります。

大きさや生地・刺繍まで相談できる

サイズや生地、刺繍、綿の量、付属品、パッケージなど、細かな仕様も相談の対象です。デザインや予算を伝えると、作り方と費用のバランスを考えた仕様を提案してもらえます。

目や鼻を刺繍にするか、キーホルダーの金具を付けるか、園名や年度をどこに入れるかといった迷いどころも、まとめて相談してみてください。小さな子が手にする記念品なので、対象年齢や材料についての希望も最初に伝えておくと、話がスムーズです。

日本人の担当者が工場とのやり取りを受け持つ

RONECTでは、中国語に対応できる日本人の担当者が、中国の提携工場と直接やり取りする体制です。中間の業者を通さないため余分な費用を抑えられ、園のキャラクターの細かな修正の希望も中国語で工場に伝えられます。

サンプルの修正から量産、検品、輸入、日本国内の指定先への納品まで一括で対応するので、海外の工場と自分で交渉する必要はありません。相談と見積もりは無料で、料金の目安や制作事例はオリジナルぬいぐるみ制作のページで紹介しています。

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まとめ

卒園記念品は、誰に贈るか、1人あたりの予算、作る数と卒園式の日を先に決めると選びやすくなります。小学校で使える名前入りの文具と、写真や園のマスコットのように形に残る品を、値段・最低数・納期で比べてみてください。

まずは前年の記念品と保護者会の予算を確かめ、作りたい品から注文の締め切りを決めましょう。

株式会社RONECTでは、AIによる完成イメージ画像の作成から国内への納品まで、日本人の担当者がぬいぐるみ制作をサポートしています。お気軽にご相談ください。

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