グッズ制作会社の種類と選び方|小ロットと量産で変わる値段の仕組み
「グッズ制作会社はたくさんあるけれど、うちのグッズはどこに頼めばいいのだろう」。1個から頼めるサービスもあれば、数百個から受ける会社もあり、値段の違いや見積もりの見方が分からず迷う方は少なくないはずです。ぬいぐるみのように形から作るグッズなら、なおさら判断に困りますよね。
そこで本記事では、グッズ制作会社を4つの種類に分け、品目と数量からどこに頼むのが合うかを紹介します。1個からと量産で値段が変わる仕組みも分かるので、自分の数量に合う頼み先を1つに絞りやすくなるはずです。
あわせて、見積もりで比べる項目と依頼の前に決めること、個人と企業それぞれの注意点も同じ流れで解説します。
相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。
グッズ制作会社の4つの種類と向き不向き
グッズ制作会社は、1個から作れるオンデマンドのサービス、名入れが得意なノベルティの会社、形から作るOEMの制作会社、海外工場の4つに分けると選びやすくなります。得意な数量と品目がそれぞれ違うので、作りたいグッズと数から頼み先の種類を決めましょう。
1個から作れるオンデマンドのサービス
オンデマンドのサービスは、注文を受けてから必要な数だけ印刷する仕組みです。中小機構の J-Net21 も、オンデマンド印刷を「必要に応じて少部数でも必要量だけを印刷できるシステム」と説明しています。
アクリルスタンドや缶バッジ、Tシャツ、ステッカーのように平らな面に絵を載せるグッズが得意で、1個から注文でき、在庫を持たずに済むのが強みです。一方、デザインの相談や修正には応じず、自分で仕上げたデータを送る前提のサービスもあります。
名入れが得意なノベルティの会社
ノベルティの会社は、ボールペンやタオル、エコバッグなどの既製品に、社名やロゴを入れて数十〜数千個をそろえるのが得意です。用途や配る時期、予算を伝えると、候補の品を提案してくれる会社もあります。
イベントや販促で、数を配りたい企業に向く頼み先です。版代や名入れ代がかかる分、数が多いほど1個あたりは安くなります。品物そのものは既製品なので、形を一から作ることはできません。
形から作るOEMの制作会社と海外工場
ぬいぐるみやマスコット、ラバーのキーホルダーのように形そのものを作るグッズは、型紙や金型を起こして作るOEMの制作会社の出番です。型代やサンプル代が最初にかかり、サンプルの確認から量産まで2〜3か月以上かかることが多くなります。
海外工場に直接頼めば単価がさらに下がることもありますが、言葉のやり取りや支払い、輸入の手続き、品質の交渉を自分で負うことになります。自社のキャラクターや記念品を形から作りたい企業・クリエイターには、海外工場とのやり取りを任せられる制作会社が現実的でしょう。
4つの種類を数量と費用で比べる
4つの種類を、得意な数量と品目、費用のかかり方で比べると次のとおりです。
| 種類 | 得意な数量 | 得意な品目 | 費用のかかり方 |
|---|---|---|---|
| オンデマンドのサービス | 1個〜数十個 | アクリル・缶バッジ・Tシャツ | 初期費用ほぼ無し |
| ノベルティの会社 | 数十〜数千個 | 名入れの既製品 | 版代・名入れ代 |
| OEMの制作会社 | 100個前後〜数千個 | ぬいぐるみ・ラバー | 型代・サンプル代 |
| 海外工場に直接 | 工場による | 工場による | 交渉と輸入を自分で |
最低数は会社ごとに違うので、見積もりで確かめてください。ぬいぐるみの依頼先をさらに詳しく比べたいときは、ぬいぐるみ制作の依頼先の選び方も参考にしてください。
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品目と数量で決まる頼み先と値段
平らな印刷で作るグッズは1個から頼めますが、形から作るぬいぐるみやラバーは型が要るため、100〜300個前後からが中心です。品目を決めれば、頼める最低の数と頼み先もおおよそ絞れるでしょう。
アクリルや缶バッジは1個から頼める
アクリルスタンドやアクリルキーホルダー、缶バッジは、版も型も要らない印刷で作れるため、1個から注文できるサービスがあります。キーホルダーは5個から、缶バッジは10個からのように、少しまとめて頼むと受け付ける会社もあります。
個人のファン活動や、少しだけ試しに作りたい企業には、まずオンデマンドのサービスで作ってみるのが手軽です。数が多くなると、量産する会社のほうが1個あたりは安くなることがあるので、数が決まったら見積もりを比べましょう。
Tシャツやタオルは枚数で作り方が変わる
Tシャツやタオルは、1枚から刷れるインクジェットと、版を作るシルクスクリーンのどちらでも作れます。シルクスクリーンは色ごとに版が要り、ある制作サービスでは版代が1版8,250円(税込)で、手作業なら20枚から、機械なら100枚からが向いている枚数とされています。
枚数が少なく色数が多いならインクジェット、枚数が多く色数が少ないならシルクスクリーンが割安です。色あせにくさを重視するならシルクスクリーン、という選び方もあります。
ぬいぐるみやラバーは型から作るので数が要る
ぬいぐるみは、型紙を作り、生地を裁断して縫い、綿を詰めて仕上げるのが基本の流れです。ラバーのキーホルダーも金型を作って樹脂を流し込むため、どちらも最初に型やサンプルの費用がかかります。最低数は会社によって100個から、200個から、300個からなどさまざまです。
イラストを生地に印刷して平たく作るぬいぐるみなら1個から頼めるサービスもありますが、キャラクターの形や表情まで立体で再現したいなら、型から作る量産が向いています。RONECTのぬいぐるみの最低ロットは、100個からが目安です。
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1個からと量産で値段が変わる仕組み
数が増えるほど1個あたりが安くなるのは、版代や型代、サンプル代などの最初の費用を、作る数で割るからです。特に形から作るぬいぐるみは、1個だけと100個とで単価が大きく違います。
版代や型代を数量で割るから単価が下がる
グッズの総額は、おおむね「最初にかかる費用+1個あたりの単価×数量」で決まります。最初の費用が同じなら、数が多いほど1個あたりにならした額は小さくなる仕組みです。
ある解説の目安では、片面1色のシルクスクリーンのTシャツは、10枚なら1枚2,500円ほど、100枚なら1,200円ほどでした。10枚から100枚に増やすと、1枚あたりはおよそ半分になる計算です。
ぬいぐるみは1個と100個で単価が大きく違う
形から作るぬいぐるみは、1個だけ作ると非常に高くなります。ある制作会社が公開している約15cmのぬいぐるみの参考価格(税抜)は、1個なら15万円〜、100個なら1個5,000円〜、1,000個なら1個1,000円〜でした。型紙を起こしてサンプルを作る手間は、1個でも1,000個でもほぼ同じだからです。
RONECTの参考料金は、100個注文時で高さ8〜15cmが1個1,500〜1,800円、サンプル代が別に2万〜3万円です。制作例には約8cm・約1,000円のものもありますが、料金は仕様や数量、為替で変わり、配送費が別にかかる場合もあるので、税込みか税抜きかも見積もりで確かめてください。素材や税の条件が他社の例と違うため、金額をそのまま比べることはできません。
数を増やすか作り方を変えるかの判断
予算に合わないときは、数を増やして単価を下げるか、作り方を変えるかを考えます。配る・売る先があって100個以上を使い切れるなら、型から作る量産で単価を下げる方法が合っています。
反対に、数個から数十個で足りるなら、無理に数を増やして在庫を抱えるより、印刷タイプのぬいぐるみや作家・工房への依頼、既製品への名入れを選ぶほうが総額を抑えられるでしょう。使い切れる数を先に決めることが、失敗しない近道です。
相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。
見積もりで比べる項目と依頼の準備
見積もりは「1個あたりの単価」だけでなく、届くまでの総額と、修正・支払い・キャンセルの条件まで同じ物差しで比べると失敗しにくくなります。依頼の前に6つのことを決めておけば、各社の見積もりもそろえやすいでしょう。
単価だけでなく届くまでの総額で比べる
同じ「1個1,000円」でも、型代やサンプル代、個包装、検品、送料、輸入の費用が入っているかどうかで、届くまでの総額は大きく変わります。ある制作会社の解説も、見積もりを設計・サンプル・量産・追加加工・包装・品質管理・物流の7つの費用に分けて確かめるよう勧めています。
税込みか税抜きか、追加料金がかかる条件はあるかも、あわせて聞いておきましょう。「一式」とだけ書かれた見積もりは、何が含まれるかを質問してから比べると安心です。
修正の回数と支払い・キャンセルの条件
形から作るグッズは、サンプルの修正が何回まで無料かが会社によって違います。2回まで無料、3回まで無料、4回目からは有料、という例があるので、見積もりの段階で確かめておきましょう。
支払いは、全額を先に払う、一部を先に払って残りを納品後に払う、などさまざまです。量産を始めた後の変更やキャンセルは、多くの会社が受け付けていません。いつから取り消せなくなるのかを、注文の前に聞いておくと安心です。
依頼の前に決めておく6つのこと
見積もりを頼む前に、次の6つを決めておくと、各社から同じ条件の見積もりが届きます。
- 作りたい品目と大きさ
- 数量の候補(例: 100個・300個)
- 配るか売るかなどの用途
- 使う日から逆算した納期
- 1個あたりと全体の予算
- 絵やロゴのデータ
絵は正面1枚でも相談できる会社が多いものの、前・後・横の絵があると仕上がりのずれを減らせるでしょう。
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個人と企業で気をつけること
個人は入稿データの形式と、他人のキャラクターを使わないことを、企業は契約や請求書などの書類を、それぞれ先に確かめておくとトラブルを防げます。ネットでくり返しグッズを売るなら、個人でも決まった表示が必要です。
個人は入稿データと権利を確かめる
1個から作れるサービスは、決まった形式のデータを自分で用意する前提です。解像度や色の形式、文字の扱いが規定に合わないと、仕上がりが崩れても返品の対象にならない場合があるので注意しましょう。
他人のキャラクターや写真を使ったグッズは、自分で楽しむだけのつもりでも、制作会社によっては注文を受けず、権利者の許可の書面を求めます。二次創作のグッズは作品ごとのガイドラインで範囲が決まり、ガイドラインが無い作品は権利者の許可が要ります。
ぬいぐるみのような立体物は別の手続きが要る作品や、制作会社が受けない場合もあるので、最新の決まりを確かめましょう。権利の考え方はぬいぐるみと著作権の記事も参考になります。
くり返し通販で売るなら特定商取引法の表示が要る
作ったグッズをくり返しネットで売るなら、個人でも特定商取引法の通信販売の表示が必要です。消費者庁は、営利の意思をもってくり返し売る人を、個人でも販売業者に当たるとしています。表示するのは、氏名(名称)・住所・電話番号、販売価格と送料、支払いの時期と方法、発送の時期、返品の決まりなどです。
受注生産で返品を受けない場合は、その決まりを見つけやすい場所と注文の最終確認画面に書いておきましょう。書いておかないと、商品を受け取ってから8日以内は返品を受けることになります。請求があればすぐ知らせる旨を書くと一部の表示を省ける場合もありますが、返品の決まりは省けません。
企業は契約と書類を整えておく
企業が発注するときは、見積書や請求書、インボイス(適格請求書)を出せる会社かも確かめておきましょう。従業員を使わない個人やひとり社長のイラストレーターにキャラクターを描いてもらう場合は、2024年11月に始まったフリーランス・事業者間取引適正化等法により、発注したらすぐに、発注の内容や報酬、支払日を書面やメールで示す必要があります。
イラストレーターから著作権を譲り受ける契約では、著作権法第27条・第28条の権利も譲渡の対象だと明記しておきましょう。書いていないと、立体にするなどの権利は作者側に残ると推定されます(第61条第2項)。使わせてもらうだけの契約なら、ぬいぐるみなどの立体にして売る範囲まで許可に入れ、作者が著作者人格権を行使しない取り決めもあわせて結んでおくと安心です。
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RONECTでぬいぐるみのグッズを作る場合
株式会社RONECTは、ぬいぐるみやマスコットキーホルダーなど、形から作るグッズを手がけるOEMの制作会社で、ぬいぐるみは100個から注文できます。完成イメージの作成からサンプル、量産、国内への納品までを、まとめて任せられる体制です。
完成イメージをAIで無料で作れる
RONECTでは、AIを使った完成イメージ画像の作成を無料で行っています。キャラクターの絵やロゴを伝えれば、サンプルを作る前に仕上がりの雰囲気を確かめられます。
社内の会議やチームのメンバーに「こんなグッズになります」と画像で見せられるので、話し合いも進めやすくなりますよね。なお、AIの画像はあくまで完成イメージのため、実際の製品とは形や色が異なる場合があります。
大きさや生地・刺繍まで相談できる
サイズや生地、刺繍、綿の量、付属品、パッケージなど、細かな仕様も相談の対象です。デザインや予算を伝えると、作り方と費用のバランスを考えた仕様を提案してもらえます。
ぬいぐるみ一体型のバッグやカラビナ、マグネットなど、雑貨と組み合わせたグッズの制作事例もあります。どんな形にするか決めきれていない段階でも、まとめて相談してみてください。
日本人の担当者が工場とのやり取りを受け持つ
RONECTでは、中国語に対応できる日本人の担当者が、中国の提携工場と直接やり取りする体制です。中間の業者を通さないため余分な費用を抑えられ、細かな修正の希望も中国語で工場に伝えられます。
サンプルの修正から量産、検品、輸入、日本国内の指定先への納品まで一括で対応するので、海外の工場と自分で交渉する必要はありません。相談と見積もりは無料で、料金の目安や制作事例はオリジナルぬいぐるみ制作のページで紹介しています。
相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。
まとめ
グッズ制作会社は、オンデマンドのサービス、ノベルティの会社、OEMの制作会社、海外工場の4つで得意な数量と品目が違います。平らな印刷グッズは1個から、ぬいぐるみのように形から作るグッズは100〜300個前後からが中心です。
まずは作りたい品目と数量を決め、同じ条件で2〜3社に見積もりを頼みましょう。
株式会社RONECTでは、AIによる完成イメージ画像の作成から国内への納品まで、日本人の担当者がぬいぐるみ制作をサポートしています。お気軽にご相談ください。
相談だけならお金は一切かかりません。現地工場と直接取引しているプロスタッフが丁寧に対応します。








