ホテル・旅館のノベルティの選び方|館のぬいぐるみの作り方と費用

ホテル・旅館のノベルティの選び方|館のぬいぐるみの作り方と費用

「ホテルのノベルティに、館らしさが残る品を作りたい」。そう思っても、何を選べば宿泊客に喜ばれるのか、何個からいくらで作れるのか、不安が先に立つ方は多いのではないでしょうか。配るのか、売店で売るのか、客室に置くのかという迷いも重なります。

そこで本記事では、ホテル・旅館のノベルティの種類と渡し方を整理し、館のキャラクターをぬいぐるみにして届ける方法を、実際の宿の例とともに紹介します。渡し方ごとに費用の負担や手元に残るかを比べられるので、自館に合う形を選びやすくなるはずです。

あわせて、作る数と頼む時期の決め方、配る前に確かめたい景品や子どもの安全の決まりも同じ流れで解説します。

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目次

ホテル・旅館のノベルティを見直す理由

ホテル・旅館のノベルティは、全員に同じ使い捨ての品を配る形から、館の思い出として手元に残る品を選ぶ形へ見直す時期に来ています。プラスチックを減らす決まりができ、アメニティを持参する客が多く、外国から泊まる客も増えたためです。

使い捨てのアメニティを減らす決まりがある

宿泊業は、2022年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法で、無料で渡すプラスチック製品を減らす工夫を求められています。対象は歯ブラシ・ヘアブラシ・くし・かみそり・シャワーキャップと、フォーク・スプーン・テーブルナイフ・マドラー・ストローの10製品です。

環境省は、アメニティを部屋に置かず、必要な人がフロントやアメニティコーナーで受け取る形を先行事例に挙げました。全員分の消耗品にかけていた予算を見直し、館の記念として残る品に回す考え方もできます。

アメニティを持参した経験がある人は9割近い

アメニティは、客室に置いても必ず使われるとは限りません。ホテル運営会社の森トラスト・ホテルズ&リゾーツが2024年9月、2023年1月以降に宿泊施設を使った全国の20〜70代826人にWEBで聞いた調査では、アメニティを持参したことがある人が86.6%でした。

同じ調査で、プラスチックを減らす施設に好感を持つと答えた人も62.3%います。消耗品の数を増やすより、館らしさが伝わる品を1つ選んで渡すほうが、客の印象に残りやすいでしょう。

延べ宿泊者数の4分の1超は外国人

観光庁の宿泊旅行統計調査によると、2025年の延べ宿泊者数は6億6,111万人泊で、そのうち外国人が27.2%を占めました。延べ宿泊者数は、1人が2泊すれば2人泊と数える数え方です。大都市圏以外の地方部でも、外国人の延べ宿泊者数は2025年に前年より19.1%増えました。

一方で、2026年8月と9月の速報では、外国人の延べ宿泊者数が前年同月を下回りました。集計方法の見直しの影響も含みうる速報値ですが、訪日客だけに向けた品より、日本人の家族連れや記念日の客にも喜ばれる品を選ぶと、客足の波に左右されにくくなるはずです。

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ホテル・旅館のノベルティの種類と渡し方

ホテル・旅館のノベルティは、使ってなくなる消耗品、売店で売るオリジナル商品、宿泊プランに付けて持ち帰ってもらう品に大きく分かれ、ほかにフロントで無料で手渡す記念の品もあります。館の印象を残したいなら、手元に残る品を選び、どの渡し方で届けるかを先に決めると迷いません。

アメニティとウェルカムギフトは使ってなくなる品

アメニティとウェルカムギフトは、滞在中に使ったり食べたりしてなくなる品です。アメニティは歯ブラシやタオルなど客室に備える日用品、ウェルカムギフトはチェックインのときに渡す地元のお菓子や飲み物を指します。

どちらも滞在を快適にしてくれますが、使い終わると館の名前は手元に残りません。館名やロゴを入れ、持ち帰ってからも使える品にすると、旅を思い出す手がかりが残ります。

売店で売るオリジナル商品

売店で売るオリジナル商品は、欲しい客が自分で買うため、配りきれずに余る心配が少ない形です。館が負担するのは仕入れの費用で、売れた分は売り上げとして戻ってきます。

一方で、売れ残れば在庫と置き場所の負担が残ります。初めて作るなら少ない数から始め、売れ行きを見て追加で作る進め方が安心です。

売店に並べるだけでは気づかれにくいので、フロントや客室に見本を置いて知ってもらう工夫も欠かせません。客室やロビーに置くクッションのカバーを作るなら、クッションカバーをオリジナルで作る方法が参考になります。

宿泊プランに付けて持ち帰ってもらう品

宿泊プランの特典として客室に置き、そのまま持ち帰ってもらう品は、泊まった客に確実に届き、記念日の思い出と結びつきます。品の代金は、宿泊料金に含めて示します。

ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町は2026年8月、開業10周年に合わせた記念日向けのプランで、客室で一緒に過ごしたテディベアを持ち帰れる形を発表しました。記念日の宿泊に手元に残る品を添えると、次の記念日にも思い出してもらうきっかけになるでしょう。

渡し方ごとの違いを表で比べる

渡し方によって、費用をだれが負担するかと、品が手元に残るかが変わります。

渡し方主な品費用の負担手元に残るか気をつけること
客室・フロントの消耗品歯ブラシ・タオル・菓子館使えばなくなるプラスチックを減らす決まり
売店で売るぬいぐるみ・雑貨仕入れは館・代金は客残る売れ残りの在庫
宿泊プランに付けるぬいぐるみ・記念品宿泊料金に含む残る持ち帰れるかの表示
フロントで手渡す小さなマスコット館残る景品の上限

館の名前を覚えてもらうのが目的なら、手元に残る品を売店とプランのどちらで届けるかから考えるのが近道です。フロントで無料で手渡す品は館が費用を持つため、渡す数と1個あたりの値段を先に決めておくと予算を立てやすくなります。

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ぬいぐるみを館のノベルティにする方法

館のノベルティにぬいぐるみを選ぶなら、土地や館にちなんだキャラクターを作り、手のひらサイズにして売店やプランで届けるのが取り入れやすい方法です。周年ごとにデザインを変えたり、ぬいぐるみと旅する客を迎えたりと、館の企画にも広げられます。

土地の歴史や自然からキャラクターを作る

館のぬいぐるみは、土地の歴史や伝説、周りの自然からキャラクターを作ると、ほかの宿と重ならず、由来の話も一緒に伝えられます。

ホテル日航姫路の「ひめねこ」は、開業20周年に、姫路城ゆかりの千姫がネコをかわいがったという逸話から生まれました。札幌の定山渓温泉の旅館「鹿の湯」は、傷を癒やした鹿の伝説から「サ坊」と「かのこ」を作りました。ANA ホリデイ・イン リゾート軽井沢の「るりちゃん」は、周りの森にすむ野鳥のオオルリがモデルです。

キャラクターがまだ無い館は、館の歴史や近くの名所、土地の動物を書き出すところから始めるとよいですね。キャラクターの考え方は、マスコットキャラクターの作り方が参考になるでしょう。

手のひらサイズを売店で売る

売店で売るぬいぐるみは、旅の荷物に入る小さな大きさにすると手に取ってもらいやすいでしょう。「ひめねこ」は座高約10cmのボールチェーン付きで、ラウンジとフロントでの値段は1体1,500円(税込)です。

「鹿の湯」は館内の売店でぬいぐるみキーホルダーを1,400円(税込)で売り、「るりちゃん」は2,800円(税込)でフロントで宿泊客に限って販売しています。

SHIBUYA109 lab.が2025年1月に一都三県の15〜24歳の女子学生507人へWebで聞いた調査では、経験したぬい活として「モノや景色と一緒に写真撮影する」を挙げた人が37.9%いました。小さなぬいぐるみは旅先の写真に写り込み、帰ってからも館を思い出してもらう品になるはずです。作り方はオリジナルぬいぐるみキーホルダーの作り方にまとめています。

周年ごとに新しいデザインを出す

ぬいぐるみは、周年などの節目ごとに新しいデザインを出すと、リピーターが集める楽しみが生まれます。ヒルトン横浜は、2023年9月の開業から毎年の節目に新しいデザインの「ヒルトン横浜ベア」を出してきました。3周年の2026年は、音楽をテーマにした2種類です。

単品は1体1,600円で、2026年9〜10月の宿泊プランでは数量限定で1室に2体を置き、客室で客を迎えました。ホテル日航姫路も、開業20周年に生まれた「ひめねこ」に、2026年9月から仲間のキャラクターを加えました。節目の品の選び方は周年記念品の選び方でも紹介しています。

ぬいぐるみと泊まる客を迎える

お気に入りのぬいぐるみ、いわゆる「ぬい」を連れて旅をする客に向けた宿泊プランも出てきました。東横インは、1店舗での試験販売を経て、ぬいぐるみ用のベッドとガウンを1泊1セット300円(税込)で貸し出すプランを2025年10月から56店舗に広げました。ベッドの横をステージのように使い、ぬいぐるみを撮る客がいたことが、きっかけの一つです。

ホテルニューオータニ幕張も、ぬいぐるみ用ベッドの貸し出しとおそろいのアイマスクが付いた宿泊プランを2026年8月から出しています。こうした客に向けて館のぬいぐるみを売店に置けば、「この宿の子」として一緒に連れて帰ってもらうきっかけになるでしょう。

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渡し方で決めるノベルティの数と時期

ノベルティの数と頼む時期は、どこに置くか、1人と1室のどちらに渡すか、いつから渡すかで決まります。客室に置くなら持ち帰れることを示し、プランの発表日から逆算して頼みましょう。

客室に置くなら持ち帰れる旨を示す

客室に置くノベルティは、持ち帰ってよい品だと分かるように示します。客室の備品と見分けがつかないと、客が持ち帰るのをためらってしまうからです。

ホテルニューオータニ幕張のプランは、貸し出すぬいぐるみ用ベッドは「お持ち帰りはご遠慮ください」とし、おそろいのアイマスクは「プレゼント」と分けて示しています。持ち帰れる品には案内のカードを添え、館の名前やキャラクターの由来も書いておくと、カードごと記念として残せるでしょう。

1人1個か1室1個かで数が変わる

作る数は、1人に1個渡すか、1室に1個置くかで大きく変わります。ヒルトン横浜のプランは1室に2体でした。人気キャラクターとのコラボルームを出すホテルニューオータニ博多は、宿泊人数分のぬいぐるみを付けています。

例えば1日2室を60日間売るプランなら、1室に1個で120個、2人分ずつ渡すなら240個が必要です。売店でも売るなら、プランの分を先に確保し、売店の分は売れ行きを見て追加で頼むと在庫を抱えずに済みます。

繁忙期や周年から逆算して頼む

ぬいぐるみは、渡し始める日から逆算して早めに頼むのが基本です。絵を立体にするサンプルの確認と直しに時間がかかり、海外の工場で作るなら輸送の日数も加わるためです。

宿泊プランは、渡し始める前に発表して予約を受け付けます。ヒルトン横浜も、9月1日からのプランを8月3日に発表していました。

発表に実物の写真を使うなら、サンプルが届く日を発表日より前に置いて日程を組みましょう。頼む流れはオリジナルぬいぐるみ制作の流れと費用で確かめられます。

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宿泊客に配る前に確かめる決まり

宿泊客に無料で配る品は景品の上限を、子どもに渡す品は対象年齢と安全の基準を確かめます。他人のキャラクターは、権利者の許可が無ければノベルティにできません。

無料で配るなら景品の上限を確かめる

宿泊客に無料で配る品は、景品表示法の「総付景品」に当たり、値段に上限がかかる場合があります。消費者庁によると、2026年11月時点の上限は、景品をもらえる最も安い取引の金額が1,000円未満なら200円、1,000円以上ならその10分の2です。

例えば最も安い宿泊料金が15,000円なら、上限は3,000円です。金額はどちらも税込みで数え、売店でも売る品ならその売値を品の値段とします。

品の代金を含めた「ぬいぐるみ付き宿泊プラン」のようにセットで値段がはっきりしたものは、原則として景品の決まりの対象になりません。上限は見直しが検討されているため、迷うときは消費者庁や都道府県の窓口に相談しましょう。考え方はノベルティ用ぬいぐるみの選び方でも紹介しました。

子どもの手に渡るなら対象年齢を決める

子どもにも渡すぬいぐるみは、対象年齢を決めたうえで、材料や作りが基準に合うかを制作会社に確かめます。厚生労働省(当時)のQ&Aは、乳幼児が遊ぶためのぬいぐるみを食品衛生法の「指定おもちゃ」とし、店の遊戯室などに置いて遊ばせる場合も対象になるとしています。

大人の宿泊客に配る品でも、乳幼児向けのおもちゃと見られる作りなら対象です。ボールチェーン付きのマスコットのように、乳幼児向けと見られない作りなら対象外とされています。

3歳未満向けのおもちゃは、2025年12月25日以降に製造・輸入するものから、国の基準に合うことと対象年齢などの表示が義務になりました。消費者庁によると3歳児の口の大きさは直径約4cmなので、目や鼻などの小さな部品は外れない作りにしておきましょう。詳しくはぬいぐるみに必要な安全基準にまとめています。

他人のキャラクターは許可が要る

アニメなど他人のキャラクターのぬいぐるみは、権利者の許可が無ければ作れません。文化庁も「沈黙は『公認』ではありません。」と注意を呼びかけています。

館が自分でキャラクターを作るときも、外部のデザイナーに描いてもらうなら、ぬいぐるみにする権利まで契約で決めておくと安心です。権利の考え方はぬいぐるみの著作権で紹介しています。

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ホテルのノベルティをRONECTで作る場合

株式会社RONECTは、オリジナルぬいぐるみやマスコットキーホルダーをはじめ、企業のノベルティを作っている会社です。館のぬいぐるみを1個の試作から量産まで相談でき、100個注文時の参考料金は手のひらサイズで1個1,000〜1,800円ほどです。

1個から量産まで相談できる

RONECTはぬいぐるみを1個から受けているので、試作の1個を館で見せてから作る数を決める進め方にも合わせられます。1個のときの料金は、絵と大きさをうかがって見積もる形です。

大きさや生地、刺繍、付属品、パッケージまで相談でき、館名を刺繍で入れたいといった希望も予算に合わせて検討できます。デザイナーも在籍しているため、キャラクターがまだ無い館は、イメージを伝えるところから一緒にデザインを考えられます。

100個注文時の参考料金と期間の目安

RONECTのぬいぐるみの参考料金は、100個注文したときで高さ8〜15cmが1個1,500〜1,800円、20〜30cmが2,000〜3,000円です。約8cmで1個約1,000円の例もあり、売店向けの手のひらサイズなら1個1,000〜1,800円ほどが目安です。

料金は仕様や数量、為替で変わり、サンプル代が別に20,000〜30,000円、配送費が別になる場合もあります。税込みか税抜きかも、見積もりで確かめてください。

500個からは1個あたりの価格が安くなります。料金の表はRONECTのぬいぐるみ制作のページに、数量ごとの考え方はぬいぐるみOEMの単価と頼み方にまとめました。

期間はRONECTの場合、サンプルに約2週間、量産に約30〜40日、全体で約2〜3か月が目安です。仕様や輸送の状況で前後するので、渡し始める日の3〜4か月前には相談を始めると安心です。

AIの完成イメージで社内の確認を進めやすい

RONECTでは、キャラクターの絵からAIで完成イメージの画像を無料で作っています。本部やオーナーに企画を出す段階で、ぬいぐるみになった姿を見せながら話を進められるでしょう。画像はイメージのため、実物と形や色が違う場合があります。

中国の提携工場と組み、サンプルから検品・輸入・国内への納品まで引き受けるので、海外とのやり取りを館で行う必要はありません。細かな直しは、中国語に対応できる日本人の担当者に日本語で伝えられます。

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まとめ

ホテル・旅館のノベルティは、使ってなくなる消耗品より、館の思い出として手元に残る品のほうが印象に残りやすいでしょう。土地の歴史や自然からキャラクターを作り、手のひらサイズのぬいぐるみを売店や宿泊プランで届ける形なら、無理なく取り入れられます。

まずは渡し方と1室・1人あたりの数を決め、渡し始める日から逆算して制作会社に相談してみてください。

株式会社RONECTでは、オリジナルぬいぐるみを1個から、100個以上の量産まで承っています。館のキャラクターづくりや見積もりも、お気軽にご相談ください。

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>> RONECTの事業一覧を見る

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