「自分のキャラクターの推しぬいを、オーダーメイドでグッズにしたい」。そう思っても、どこに頼めばよいのか、何個から作れていくらかかるのか、絵師や事務所の許可は要るのかと、分からないことが多く迷う方は少なくないはずです。記念配信やイベントに間に合うかという心配も重なります。

そこで本記事では、推しぬいの頼み先を目的と個数で選ぶ方法と、費用が決まる要素を紹介します。自分用の数体か、売るための100個以上かで頼み先が分かれるので、自分に合う相手を絞りやすくなるはずです。

あわせて、依頼の流れと準備するもの、自分のキャラクターでも確かめたい権利、グッズとして売るときの注意も同じ流れで解説します。

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推しぬいのオーダーメイドで選べる頼み先

推しぬいのオーダーメイドは、自分用や記念に数体なら個人の作家や工房、数十個を急ぐなら印刷タイプ、販売や頒布で100個以上なら量産の会社が向いています。目的と個数が決まれば、頼み先もほぼ絞れるでしょう。

1体から頼める個人の作家や工房

推しぬいは、推しのキャラクターをかたどったぬいぐるみで、10〜20cmほどの人の形のものがよく作られています。1体だけ欲しいなら、手作業で作る個人の作家や、少ない数を受けるオーダーメイドの工房が頼みやすい相手です。

ただし、手縫いのため強度があまりないと書く作家もいて、同じ品質のぬいを数十個そろえて売る前提ではありません。工房でも1体あたり2か月前後かかる例があるので、自分用・記念用の数体に向いた頼み先と考えましょう。

数十個を急ぐなら印刷タイプ

イラストを生地に印刷して平たく縫い合わせる印刷タイプなら、1個から注文でき、早いところでは平均5〜6営業日ほどで出荷しています。イベントまで時間がない、数十個だけ配りたい、といった場面に向いています。数が多いと出荷が延びることもあるので、使う日が決まっているなら出荷日を先に確かめましょう。

一方で、形は平たくなり、髪の立体感や表情の刺繍までは再現できません。個別の修正の相談に応じないサービスもあるので、キャラクターの形まで作り込みたいなら縫って作るタイプを選びましょう。

販売や頒布で100個以上なら量産の会社

グッズとして売る・頒布するなら、型紙を起こして同じ仕様で縫い、検品してそろえる量産の会社が向いています。数が増えるほど1個あたりが大きく下がり、品質もそろえやすくなります。

その分、100個からなどの最低数と、サンプル代などの最初の費用、2〜3か月ほどの期間が必要です。矢野経済研究所が VTuber 事務所などへの聞き取りやアンケートをもとにまとめた2025年の発表では、事務所などの売上高で数えた2023年度の VTuber 市場800億円のうち、グッズなどの商品が445億円と半分を超えていました。

頼み先を個数と費用で比べる

3つの頼み先を、向いている個数と費用、仕上がりで比べると次のとおりです。

頼み先向いている個数費用の例仕上がり
個人の作家や工房1体〜数体1体5,000円〜2万円台1体ずつ手作り
印刷タイプ1個〜数十個各社で異なる平たい形
量産の会社100個前後から1個1,000円前後から形と品質がそろう

費用は大きさや髪型、刺繍の量で変わるので、見積もりで確かめてください。量産の会社の費用は100個前後を作る場合の目安で、別にサンプル代などがかかります。作家の下限は人数を限った割安な料金の例で、量産の会社の下限は小さく簡単な形の場合です。

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推しぬいの費用が決まる要素と個数

推しぬいの費用を決めるのは、大きさと、髪型や刺繍、服などの作り込み、そして作る個数です。特に個数の影響が大きく、1体だけと100個とでは1個あたりの値段が何十倍も違うことがあります。

大きさと髪型・刺繍で値段が変わる

ある個人の作家は、実績づくりのために人数を限った割安な料金として、10cm・13cmで5,000円、20cmで8,000円を基本料金とし、前髪の刺繍や立体の前髪、複雑な髪型、ポーズをつける骨組み、簡単な服をそれぞれ1,000〜2,000円の追加料金にしていました。

推しぬいは顔と髪型がキャラクターらしさを決めるので、ここに手間がかかるほど値段が上がります。予算が限られるなら、色数や髪のパーツを少し整理したデザインにすると、費用を抑えやすくなります。

1体と100個で1個あたりが大きく違う

量産の会社に頼むと、型紙を起こしてサンプルを作る手間は、1個でも100個でもほぼ同じです。ある制作会社の約15cmのぬいぐるみの参考価格(税抜)は、1個なら15万円〜、100個なら1個5,000円〜でした。

RONECTの参考料金は、100個注文時で高さ8〜15cmが1個1,500〜1,800円、サンプル代が別に2万〜3万円です。制作例には約8cm・約1,000円のものもありますが、料金は仕様や為替で変わり、配送費が別になる場合もあるので、税込みか税抜きかも見積もりで確かめてください。

素材や税の条件が他社の例と違うため、金額をそのまま比べることはできません。それでも、数体なら作家や工房、100個以上なら量産、と個数で頼み先を分けると総額を抑えやすくなるでしょう。

着せ替えの服は本体と別に考える

推しぬいに服を着せ替えて楽しむファンは少なくありません。大手の事務所の推しぬいでも、約13cmのぬいとは別に服のセットや帽子を別売りにしている例があり、着せ替えも推しぬいの楽しみ方の1つです。

服は本体とは別に型紙と費用がかかり、服を作らない工房もあります。また「10cm」など同じ大きさの表記でも、体形が違うと市販のぬい服が合わないことがあります。着せ替えをさせたいなら、体形と服の扱いを最初に決めてから見積もりを頼みましょう。

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推しぬいを頼む流れと準備するもの

推しぬいの依頼は、イラストを用意して相談し、サンプルで形を確かめて修正し、量産・納品へ進むのが基本の流れです。修正の往復に時間がかかるので、記念日やイベントから逆算して早めに動きましょう。

イラスト1枚から相談できる

三面図(正面・横・後ろの絵)が描けなくても、正面のイラスト1枚から相談できる会社が多くあります。後ろ姿や横からの絵があれば、髪型や服の裏側まで正しく再現しやすいでしょう。

相談の前にそろえたいもの
  • キャラクターのイラスト
  • 希望の大きさ(10〜20cmなど)
  • 作りたい個数の候補
  • 使う日やイベントの日
  • 売るか配るかなどの用途

袋に入れて売るなら、個包装やタグの希望もあわせて伝えておくと、見積もりが正確になるはずです。

サンプルの修正は顔を最優先に伝える

サンプルが届いたら、まず顔の目・眉・口の位置と大きさを確かめます。顔の印象が少し違うだけで別のキャラクターに見えるので、修正の優先順位は顔、髪型、服の順に考えるのがおすすめです。

修正は、サンプルの写真に直接描き込んで伝えると、言葉だけより正確に伝わります。無料で修正できる回数は会社によって違うので、見積もりの段階で確かめておきましょう。

記念日やイベントから逆算する時期

量産の場合、RONECTの目安ではサンプルに約2週間、量産に約30〜40日かかり、全体で約2〜3か月です。日数は仕様や修正の回数で変わるので、周年配信や誕生日などに合わせるなら、3〜4か月前には相談を始めておくと安心です。

受注生産で売る場合は予約の受付期間も加わり、締め切りで数が決まってから量産と発送に進みます。大手の事務所やライセンスを受けたメーカーの受注生産でも、受付の締め切りから発送まで3か月半〜5か月ほどの予定が示されています。

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自分のキャラクターでも確かめたい権利

自分のキャラクターでも、絵を描いた人やモデルを作った人、所属事務所の許可が要る場合もあるので、ぬいにして売る前に契約の中身を確かめておきましょう。

絵師やモデラーとの契約を確かめる

VTuber のアバターのイラストや3Dモデルの著作権は、特に取り決めがなければ、描いた人・作った人にあると弁護士は解説しています。使い方を許されているだけの契約なら、グッズや立体化が許された用途に入っているかを確かめましょう。

著作権を譲ってもらう契約でも、「著作権法第27条・第28条の権利を含む」と書いていないと、イラストをもとに形を変えて使う権利(立体化にかかわりうる権利)は、描いた人に残ると推定されるおそれがあります。Live2D などのモデルを作った人から権利を譲り受けていても、元の絵を描いた人の了解が必要な場合があるので、両方に文字で確かめておくと安心です。

事務所に所属しているなら窓口に相談

事務所に所属している場合は、キャラクターの権利や商品化の窓口が事務所にある場合があるため、まず事務所に相談しましょう。個人で勝手に業者へ頼むと、契約に反するおそれがあります。

事務所が絵師に発注している場合は、絵師との契約と本人との所属契約の中身がかみ合っているかも大切です。退所したあとにぬいを作り続けられるかなど、先々の扱いも確かめておくとトラブルを防げます。

他人のキャラクターは許可なく作れない

アニメのキャラクターや他の VTuber のぬいを、権利を持つ人の許可なく業者に作ってもらうと、著作権の侵害になるおそれがあります。実在の人物をかたどる場合も、肖像やパブリシティの権利に注意が必要です。個人の作家でも、VTuber のぬいは権利者本人か許可を受けた人からの依頼だけを受ける例があります。

ファンが作る二次創作のぬいは事務所ごとのガイドラインで範囲が決まり、フィギュアなどの立体物の販売を当日版権のイベントに限る事務所もあります。ぬいぐるみがこれに入るか、業者に作ってもらってよいかは書かれていない場合もあるので、最新のガイドラインを確かめ、迷ったら事務所に問い合わせましょう。著作権の考え方はぬいぐるみと著作権の記事も参考にしてください。

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推しぬいをグッズとして売るときの注意

推しぬいを売るなら、受注生産か在庫販売かを決め、通販では届く時期と返品の決まりを書き、対象年齢を決めて表示しておくことが大切です。どれも、売った後のトラブルを防ぐために欠かせません。

受注生産か在庫販売かを決める

受注生産は、予約を受けた数だけ作るので売れ残りが出にくい売り方です。大手の事務所も、ぬいぐるみを受注販売で売り、あとから在庫販売も予定している例があります。

在庫を作って売れば、イベントでその場で渡せますが、売れ残りは損になります。ホロライブを運営するカバーも、2026年3月期に売れ行きの遅い在庫の処分などで約18億円を原価に計上しました。初めてなら、量産の最低数と予約で集まりそうな数を比べて決めましょう。

通販では届く時期と返品の決まりを書く

ネットで繰り返し売るなら、個人の VTuber でも特定商取引法の通信販売の表示が必要になります。販売価格と送料、支払いの方法と時期、お届けの時期、返品の決まり、販売する人の氏名(名称)・住所・電話番号などを表示します。請求があればすぐ知らせると書いておけば、氏名・住所・電話番号は広告から省ける場合もありますが、返品の決まりは省けません。

返品の決まりを書いていないと、届いた日から8日以内は返品を受けることになります(送料は購入者の負担)。1体ずつ刺繍の出方が少し違う品なら、個体差の扱いも含めて、販売ページと注文の最終確認画面の両方に書いておきましょう。

代金を先に受け取り、届くまで時間がかかる受注生産では、代金を受け取ったらすぐに、申込みを受けるかどうか・受け取った金額と日付・お届けの時期などを書いた通知を購入者に送る決まりがあります(購入者の承諾があればメールでも可)。

対象年齢を決めて表示する

3歳未満向けのおもちゃには、2025年12月から国への届出や子供PSCマークの表示などの決まりが加わりました。3歳以上向けとして作るぬいぐるみやストラップは対象外ですが、その旨をはっきり表示し、赤ちゃん向けに見える売り方をしないことが大切です。

経済産業省は、写真撮影用の目的もあることだけで対象年齢を12歳以上とするのは、原則として適切な設定の説明と認められないとしています。6歳未満の子が遊ぶ前提なら食品衛生法の決まりもかかるので、対象年齢を決めて制作会社に最初に伝えましょう。

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RONECTで推しぬいを作る場合

株式会社RONECTでは、自分や自社のキャラクターの推しぬいを100個から注文できます。グッズとして売る・頒布する数をそろえたい VTuber やクリエイター向けの頼み先です。

完成イメージをAIで無料で作れる

RONECTでは、AIを使った完成イメージ画像の作成を無料で行っています。キャラクターのイラストを伝えれば、サンプルを作る前に、ぬいになったときの雰囲気を確かめられます。

絵師の契約や規約で AI への入力が認められているなら、許可を取るときに完成のイメージとして見せるのもよいでしょう。なお、AIの画像はあくまで完成イメージのため、実際の製品とは形や色が異なる場合があります。

大きさや生地・刺繍まで相談できる

サイズや生地、刺繍、綿の量、付属品、パッケージなど、細かな仕様も相談の対象です。デザインや予算を伝えると、作り方と費用のバランスを考えた仕様を提案してもらえます。

顔の刺繍の細かさや髪のパーツの分け方、ボールチェーンを付けるか、個包装にするかといった迷いどころも、まとめて相談してみてください。洋服や帽子を身につけたぬいぐるみの制作事例もあります。

日本人の担当者が工場とのやり取りを受け持つ

RONECTでは、中国語に対応できる日本人の担当者が、中国の提携工場と直接やり取りする体制です。中間の業者を通さないため余分な費用を抑えられ、顔の表情のような細かな修正の希望も中国語で工場に伝えられます。

サンプルの修正から量産、検品、輸入、日本国内の指定先への納品まで一括で対応するので、海外の工場と自分で交渉する必要はありません。相談と見積もりは無料で、制作の流れと費用はオリジナルぬいぐるみ制作の流れと費用でも紹介しています。

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まとめ

推しぬいのオーダーメイドは、自分用や記念に数体なら作家や工房、数十個を急ぐなら印刷タイプ、販売や頒布で100個以上なら量産の会社が向いています。自分のキャラクターでも、絵師や事務所との契約は先に確かめておきましょう。

まずはイラストと作りたい個数、使う日を決めて、見積もりを頼んでみてください。

株式会社RONECTでは、AIによる完成イメージ画像の作成から国内への納品まで、日本人の担当者がぬいぐるみ制作をサポートしています。お気軽にご相談ください。

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